ライター : cafesnap

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東京初進出、愛知県の老舗味噌屋が営む“喫茶パオーン”

かわいいゾウのアイコンが目印の「喫茶パオーン」は、愛知県の老舗味噌屋、今井醸造が営む喫茶店。現在、三代目を務めるオーナーの今井大輔氏が2015年に1店舗目となる食堂「ぞうめし屋」を開いて以来、名古屋と、京都で喫茶をオープン。

「関東にもぜひ出店してほしい」という声によって、2019年11月、東京の千歳船橋に「喫茶パオーン」はオープンしました。
「カラン、コロン」とベルが鳴る扉を開けると、店内にはベロア生地のソファ席や、名古屋の喫茶店文化を象徴するカウンター席、窓はステンドグラスのようにカラフルで、ノスタルジックな世界が広がります。
「オーナーは、もともと古着などレトロなものが好き。東京出店にあたり、『古いものを新しく作ることはできない』と、喫茶店の造作がそのまま残された場所を探していました。千歳船橋という場所に店を開いたのは、街に下町の懐かしい雰囲気が残っていたことが決め手だったそうです。」と、話してくれたのは、現店長の稲吉真衣さん。
店内ではシニアの夫婦がコーヒーを楽しんだり、男性のひとり客がランチをしたり、若い女子たちが話しているなど、それぞれが思い思いの時間を過ごしています。

名物はコシのある麺で作る、名古屋ならではの「味噌煮込みうどん」

喫茶パオーンで最も人気があるのは、カフェメニューとしては珍しい名古屋名物の「味噌煮込みうどん」(950円)。

うどんは愛知県産「キヌアカリ」で作ったコシのある麺を使用し、スープには北海道産昆布と九州産鰹節でとった出汁に自家製味噌などを合わせています。

さっぱりとしていながらも味噌のコクや風味を豊かに感じる、ほっとする味わい。愛知県にゆかりのあるお客さんにも「本場の味が楽しめてうれしい」と喜ばれているそう。
味噌はもちろん今井醸造のものを使用。愛知県は、味が濃く辛みが強い八丁味噌で有名ですが、今井醸造が手がけているのは、国産大豆・国産塩を使用した、無添加・非加熱の生味噌。1~1年半という短い期間で熟成させるため、味わいがまろやかなのが特徴です。
また、一般的に味噌煮込みうどんで使うのは赤みそですが、同店では白みそで作ったものも用意。「オーナーは料理人の経験がないので、発想が自由なんです(笑)」と稲吉さん。思いついたメニューはどんどん試作し、美味しくできれば新メニューとして追加されることも。
系列店では味噌とトマトを合わせた「トマトみそ煮込みうどん」なども人気があります。また、東京・愛知・京都、各店のスタッフが開発した限定メニューがあるので、それを目当てに足を運ぶファンもいるのだとか。

東京の喫茶パオーンでしか味わえない「みそ屋のピザトースト」

東京の喫茶パオーンでしか味わえない限定メニューのひとつが、「みそ屋のピザトースト」(450円)。幅4cmにカットされた厚切りトーストの上に、自家製トマトソースやチーズ、輪切りのピーマンなどをオン。

甘くてどこか懐かしい味わいの肉みそは、創業当時からの変わらぬレシピで作られています。美味しいを第一に、見栄えにもこだわって商品開発をするのが喫茶パオーン流です。

若者たちに「味噌って美味しい」と思うきっかけを作りたい

現オーナーの今井さんが、味噌屋にとどまらず喫茶を始めたのは2017年のこと。1958年に創業以来、3世代にわたって代々引き継いできた味噌の美味しさには自信があったものの、若者の食生活が“味噌離れ”を感じていたと言います。
そこで今井さんは、若い人にも「味噌って美味しい!」と思うきっかけが作りたいと、最初は自家製味噌を使った「肉みそご飯」をもって、移動販売で各地のイベントに出店。

ファンを少しずつ増やしながら名古屋、京都、東京と実店舗を増やしてきました。「東京で初めて味噌煮込みうどんを食べるという人もいますし、最近では食事の後に味噌を買って帰るお客さんも増えてきました」と、稲吉さん。

ぞうのクッキー付き「クリームソーダ」誕生の裏側

もうひとつ、喫茶パオーンを代表するメニューといえば、ゾウのクッキーがのったクリームソーダ(クッキー付 660円)です。

アイスクリームは、卵アレルギーの人でも楽しんでもらえるよう、真っ白なミルクジェラートを使用。

ソーダとジェラートが混ざりあう際の色合いがきれいなので、提供するときはすぐに混ざらないよう氷の上にジェラートをのせるようにしています。
実は、喫茶スタイルの一号店である名古屋店をオープンした頃、ゾウのクッキーはアイスクリームにのっておらず別売りだったそう。

ある日、お客さんがゾウのクッキーをのせたクリームソーダの写真をSNSに投稿したところ、それが大きな注目を集め、店は瞬く間に行列のできる店に。

これまでにオープンした4店舗すべての立ち上げに関わった稲吉さんにとっても、お店の注目を一気に高めた思い出深いメニューだそうです。
「まずはクリームソーダなどをきっかけに訪れ、味噌を使ったメニューを食べて『味噌ってこんなに美味しかったんだ』と気づいてもらえたら嬉しいです」と話す、稲吉さん。

3代にわたって受け継がれてきた愛情いっぱいの味噌を使った本場の名古屋めしを、温かみあふれるレトロな空間“喫茶パオーン”で楽しんでみてはいかが。
◆喫茶パオーン
住所:東京都世田谷区船橋1-1-12
電話番号:03-6413-7578
営業時間: 9:00~17:00
定休日:不定休(Instagramにて随時更新)
アクセス:小田急小田原線「千歳船橋」駅より徒歩2分
HP: https://www.instagram.com/kissa_paoon/
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Interview&Writing : Kumiko Nakakuki
提供元:
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