ライター : 掛川紗希

ヨーグルトに含まれる栄養について

Photo by macaroni

ヨーグルトの原料である生乳は、本来、牛の赤ちゃんを育てるためのミルク。そのため体と骨をつくるたんぱく質やカルシウムを豊富に含み、全体の栄養バランスがとてもいい完全栄養食なんです。

その生乳の栄養に、乳酸菌を加えたり発酵させることで、ただ牛乳を飲むよりも栄養が吸収されやすくなったり、栄養そのものの働きがアップしたりします。
例えばカルシウムは、生乳を発酵させることで腸から吸収されやすくなったり、たんぱく質の一部はアミノ酸やペプチドに分解されるたりすることで、牛乳より消化吸収しやすくなります。

ヨーグルトは牛乳に含まれる栄養だけでなく、その栄養をより消化吸収しやすくしたり、腸内フローラの改善や免疫機能向上の期待ができる菌の力も得ることができます。(※1)

ヨーグルトの菌に期待できる効果について

お腹の張りが気になる!「便秘」対策に期待できる菌

ほとんどのヨーグルトには、便秘対策に効果的とされる菌が含まれています。その中でも有名なのがビフィズス菌です。ほかにもLB81乳酸菌、カゼイ菌、BE80、Bb-12などがあります。(※2)

脂肪を減らしたい!「ダイエット」に期待できる菌

ヨーグルトには脂肪を体の中にたまりにくくしたり、余分な脂肪を減らすことができるものがあります。主にガセリ菌SP株やLP-28、ビフィズス菌B-3、TUA4408L、スマート乳酸菌がダイエットに効果的とされています。(※2)

ぷるんとしたみずみずしい肌に!「美肌」効果が期待できる菌

美肌とヨーグルトは一見関係がなさそうに感じますが、ビフィズス菌LKM512やラクトコッカスラクチスH61株、LK-117、乳酸菌抽出物LFK、美体質乳酸菌は、乾燥肌を和らげ、肌の潤いを保ち、毛穴を目立ちにくくするなど美肌作りをサポートしてくれます。(※2)

インフルエンザにも!「風邪」対策に期待できる菌

インフルエンザや風邪など、ウイルスや病原菌の繁殖を防ぐには、免疫力を高めることが大切ですよね。これができるのは、主に乳酸菌シロタ株、ラブレ菌、プラズマ乳酸菌、乳酸菌1073R-1株などです。(※2)

花粉症やアトピーにも!「アレルギー」対策に期待できる菌

アレルギーは免疫力をアップさせることで、改善できるといわれています。L-55乳酸菌やL-92乳酸菌、ビフィズス菌G9-1、植物性乳酸菌Th221などがその効果を期待できる菌になります。(※2)
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