ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

ブロッコリーのカロリーと糖質量はどのくらい?

種類重量カロリー糖質量
ブロッコリー100g33kcal0.8g
ブロッコリー1株380g125kcal3.1g
キャベツ100g21kcal3.4g
(※1)
ブロッコリーの100gあたりのカロリーは33kcalと低カロリー。また、糖質量は0.8gと、実は低糖質な野菜ですよ。100gあたりのキャベツの糖質量は3.4gなので、同量で比較すると、ブロッコリーの糖質量はキャベツの約4分の1です。(※1)

ブロッコリーの栄養素はなにがある?

ブロッコリーの栄養

  1. 塩分の排出に役立つ「カリウム」
  2. 肌の健康をサポートする「ビタミンC」
  3. 老化を防止してくれる「ビタミンE」
  4. 胎児の成長を助ける「葉酸」
  5. 便秘対策に「食物繊維」
  6. 免疫を高める「β-カロテン」

塩分の排出に役立つ「カリウム」

塩分(ナトリウム)の排出を促す作用があり、塩分のとりすぎを調節するのに役立つ「カリウム」。ブロッコリーには、100gあたり360mg含まれています。

カリウムは水に溶ける性質を持つため、ゆでたブロッコリーのカリウムの含有量は100gあたり180mgに減ってしまいます。カリウムを効率よくとるには、ゆで汁ごと食べられるスープがおすすめです。(※1,2)

肌の健康をサポートする「ビタミンC」

ブロッコリーには、皮膚や粘膜の健康維持に役立つ「ビタミンC」が豊富に含まれています。ビタミンCには、鉄分の吸収率を高めるはたらきもありますよ。

ブロッコリー100gあたりに含まれるビタミンCの量は120mg。ただし、ビタミンCも水溶性。ゆでたブロッコリーにおけるビタミンCの含有量は、100gあたり54mgです。(※1,3)

老化を防止してくれる「ビタミンE」

強い抗酸化作用を持つ「ビタミンE」。ブロッコリーには、100gあたり2.4μg含まれています。ビタミンEは油に溶ける性質を持つので、吸収率を高めるには調理油を合わせるとよいですよ。

ビタミンEには体内の脂質の酸化を防ぐ作用があるため、細胞膜の酸化による体内の老化防止に役立ちます。(※1,4)

胎児の成長を助ける「葉酸」

ブロッコリーは、赤血球や細胞の生産をサポートする「葉酸」を多く含んでいます。100gあたりの含有量は210μgです。

葉酸は身体の発育に関わるビタミンのため、とくに胎児の正常な成育にとって重要です。妊娠を希望している女性や妊婦の方は、積極的に葉酸を多く含む食品をとりましょう。(※1,5)
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