ライター : 佐久間愛子

管理栄養士/糖尿病療養指導士/Webライター

野菜ジュースの糖質量はどれくらい?

野菜ジュースに含まれる量
100gあたり1パック(200g)あたり
カロリー36kcal72kcal
炭水化物7.8g15.6g
糖質6.8g13.6g
食物繊維1.0g2.0g
(※1,2)
野菜ジュース1パックあたりの糖質量は13.6g。多過ぎるわけではないものの、カロリーの約8割が糖質(炭水化物)のため、摂り過ぎには注意したいですね。

なお、上記の野菜ジュースの栄養価は「濃縮タイプ」のもの。健康日本21(第二次)で、成人一日あたりの野菜摂取目標値(350g以上)相当量を用いたものに、レモン果汁を加えた種類です。(※3,4)

市販の野菜ジュースの糖質量

重量カロリー糖質量
カゴメ「野菜生活」1パック/200g68kcal15.6g
カゴメ「糖質オフ野菜ジュース」1パック/200g22kcal3.6g
伊藤園「1日分の野菜」1パック/200g73kcal14.2g
キリン「48種の濃い野菜100%」1パック/200g48kcal9.6g
(※5,6,7,8)
カゴメ「野菜生活」の糖質量は、ほかの野菜ジュースよりも高めです。果物が原材料に入っているためと考えられます。

カゴメ「糖質オフ野菜ジュース」は糖質を抑えて作られており、上記の商品の中では糖質が一番低いですね。さらにカロリーも低いため、カロリーや糖質をできる限り抑えて摂りたい場合は、カゴメ「糖質オフ野菜ジュース」を選択してみてはいかがでしょうか?

野菜ジュースの糖質量は多い?ほかの飲み物と比較

果物ジュースと野菜ジュースなら低糖質なのはどっち?

カロリー糖質量
野菜ジュース36kcal6.8g
オレンジジュース46kca10.5g
りんごジュース47kcal11.4g
(※100gあたりで比較)
(※1.9,10)
オレンジジュースやりんごジュースは甘くておいしいですが、そのほとんどが糖質で構成されています。さらに、糖の吸収を緩やかにする作用のある食物繊維も少なめです。

野菜ジュースが一番糖質が低く、食物繊維量も多いです。カロリーも10kcalほどの差で野菜ジュースが低いため、糖質を気にしつつ、ビタミンやミネラルなどの栄養が摂りたいときは野菜ジュースを選ぶとよいでしょう。(※4,11)

炭酸飲料と野菜ジュースなら低糖質なのはどっち?

カロリー糖質量
野菜ジュース36kcal6.8g
コーラ46kcal11.4g
サイダー41kcal10.2g
(※100gあたりで比較)
(※1,12,13)
野菜ジュースのほうが、コーラやサイダーよりもカロリーも糖質も低いですね。糖の種類もみると、サイダーやコーラは、野菜ジュースよりもぶどう糖が多く含まれています。

ぶどう糖は、血糖値を急激に上げやすい種類のため、糖質の量だけでなく糖質の内容をみても、野菜ジュースを選択できるとよさそうですね。(※14,15,16,17)

糖質制限中に野菜ジュースを取り入れるポイント

ポイント

  1. 飲み過ぎない
  2. 砂糖が添加されていないものを選ぶ
  3. 手作りする

飲み過ぎない

前述したように、果物ジュースに比べて野菜ジュースのカロリーや糖質量は低めですが、飲み過ぎには注意が必要です。食・楽・健康協会が提唱するロカボでは、間食の糖質量は10gまでに設定しているため、糖質を抑えたい方は、パッケージで糖質量を確認してみてくださいね。

また市販品のなかには、果物がブレンドされたものもあります。野菜だけのものに比べ、カロリーや糖質量が増えるため、選ぶときは注意が必要です。(※1,5,18)
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