ライター : 白江 和子

管理栄養士 / webライター

パスタの栄養と効果効能

糖質

パスタに含まれる糖質量は、乾麺が100gあたり67.7g、ゆでたパスタは29.2gあります。

糖質は私たちが活動するうえで、大切なエネルギー源。糖質が不足すると疲れやすくなるだけでなく、たんぱく質を不足したエネルギー源として使うため、筋肉量が減少することもあります。また、脳のエネルギー源は、糖質が体内で分解されてできるブドウ糖だけです。(※1,2)

ビタミンB1

パスタには乾麺で0.19mg、ゆでたパスタは0.06mgのビタミンB1が含まれています。

ビタミンB1は、体内で糖からエネルギーを産生するのに必要なビタミンです。不充分だとエネルギー不足になり、食欲不振や疲労などの体調を崩す場合があります。

活動が盛んな人はビタミンB1の必要量が多くなるので、不足しないように注意しましょう。(※1,3)

パスタに含まれる鉄は、100gあたり乾麺が1.4mg、ゆでたパスタで0.7mgです。

鉄は体内でヘモグロビンになって酸素の輸送に関わったり、筋肉中に酸素を貯蔵しているミオグロビンの構成成分になったりします。

また、肝臓や脾臓、骨髄などにも蓄えられていて、赤血球の鉄が不足すると貯蔵されていた鉄を使います。鉄が不足すると、貧血になることがあるので注意しましょう。(※1,4)

リン

パスタには100gあたり乾麺で130mg、ゆでたパスタは53mgのリンが含まれています。

リンは、骨や歯が正常に発達するために必要なミネラルで、カルシウムとともに、骨や歯の構成成分です。また、リン脂質として細胞膜を構成したり、体液の酸、アルカリのバランスや浸透圧を調整したりします。(※1,5)

パスタのカロリーと糖質量

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