ライター : 朝戸尚子

管理栄養士 / webライター

野菜ジュースは「飲む意味がない」って本当?

野菜ジュースは「飲む意味がない」と言われることもありますが、そんなことはありません。野菜ジュースは食物繊維やカリウム、β-カロテンといった栄養素を含みます。

完全に野菜の代わりになることはありませんが、期待できるメリットもあるので要チェックですよ。(※1)

野菜ジュースの栄養と効果効能

栄養と効果効能

  1. 便秘対策に役立つ「食物繊維」
  2. むくみ対策になる「カリウム」
  3. 皮膚の健康維持に役立つ「βカロテン」
  4. 不足しがちな「カルシウム」や「鉄」も摂れる

便秘対策に役立つ「食物繊維」

野菜ジュースには食物繊維が含まれます。食物繊維は腸内環境を整えて便秘対策として役に立つほか、食後の急激な血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールの吸収を抑えたりと活躍します。

食物繊維はほとんどの世代で不足しがちな栄養素のひとつなので、日々の食事で足りていないと感じたら野菜ジュースを取り入れるといいでしょう。(※1,2,3)

むくみ対策になる「カリウム」

カリウムは野菜類や果実類に多く含まれ、野菜ジュースからも摂取できます。カリウムはナトリウムと互いに作用しており、ナトリウムの摂り過ぎによるむくみ対策として役立ちます。

またカリウムを必要量摂ることで、血圧が上がるリスクを軽減させますよ。(※1,4,5)

皮膚の健康維持に役立つ「βカロテン」

体内で必要に応じてビタミンAに変換されるβ-カロテンは、にんじんやかぼちゃ、トマトなどの緑黄色野菜に多く含まれている成分です。

β-カロテンには「活性酸素」を体から取り除くはたらきがあるほか、皮膚の新陳代謝を高めて肌の調子を整えるためにも役立ちますよ。(※1,6)

不足しがちな「カルシウム」や「鉄」も摂れる

野菜ジュースには20代女性が不足しがちなカルシウムや鉄も含みます。カルシウムは健康な骨や歯を維持するために不可欠ですが、女性は閉経後に骨量が減少するため、生涯を通じてのカルシウム摂取が重要です。

また鉄は不足すると貧血や肌荒れ、疲れやすさにもつながり、積極的に摂取したい栄養素のひとつです。(※1,3,7,8)
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