たった4cmの高級魚……！江戸前寿司の「シンコ」ってどんな魚？ (2ページ目)

たった4cmの高級魚……！江戸前寿司の「シンコ」ってどんな魚？

シンコはコハダやコノシロに成長する前の稚魚ですが、どんな種類の魚なのか、味や食感はどうなのか意外と知られていません。絶品と評判で、高級な旬の寿司ネタとしても人気のシンコについて、その特徴やおいしい食べ方をご紹介します。シンコの旬がやってくる前にその魅力をチェックしてみましょう。 2020年2月4日更新

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先にお伝えした通り、シンコは漁獲期間が短く賞味できる期間が限られていることから高級魚として知られていますが、その値段はいったいどれぐらいするのでしょうか。小さなシンコが1kgあたり10万円前後するのに対し、サイズが大きくなったコハダはおよそ1,000円から2,000円まで値段が下がります。この価格差は驚きです！

寿司ネタとしても

シンコは寿司好きの方にとって旬の醍醐味を味わえる最高の寿司ネタですが、どの寿司店でも味わえるわけではありません。

シンコは体調4～6cmほどですが、さばくとたったの3cmほどに。とても小さく調理がむずかしいことから、熟練した寿司職人の技が必要です。また繊細な魚がゆえに塩や酢の加減もむずかしいのが特徴。シンコのおいしさを十分にいかすのは、寿司職人の腕にかかっていると言えるでしょう。

旬の季節に味わうシンコは最高の味！

出典：snapdish.co

名前が次々に変化していくシンコは、一年のうち限られた時期にしか手に入らない大変高級な魚です。とろけるようなやわらかさと鼻にすっと抜けるような瑞々しい香りが最高で、寿司好きの方はシンコの旬に必ずお目当ての寿司店に足を運ぶほど！

今までシンコを味わったことがない方は、次にやってくるシンコの季節にそのおいしさを実感してみませんか。にぎり寿司や酢じめに調理された絶品のシンコをぜひ味わってみてくださいね。