ライター : 椛嶋 貴子

管理栄養士

豆乳ダイエットはやせる?

「豆乳ダイエット」とは、食生活に豆乳をとりいれて、体重減少につなげるダイエット方法です。

豆乳を飲むだけでやせるとは言い切れませんが、豆乳の原料である大豆に含まれる栄養成分の作用によって、食べたものを代謝するのを助ける作用が期待できますよ。

また、豆乳は腹持ちがよいと言われており、豆乳を飲むことにより食事の量や間食の頻度を抑えられて無理なくカロリーを調整するのにも役立ちます。

豆乳ダイエットをはじめる際は、ジョギングや筋肉トレーニングなどの運動と組み合わせて、適量をとりいれることをこころがけてくださいね。(※1,2)

豆乳ダイエットの効果

効果

  1. 「大豆たんぱく質」のおかげで腹持ちがよい
  2. 「ビタミンB群」が食べたものを効率よく代謝
  3. 「ビタミンE」が肌の老化を防ぐ
  4. 「大豆イソフラボン」がホルモンバランスを整える
  5. 「大豆サポニン」には抗酸化作用がある

「大豆たんぱく質」のおかげで腹持ちがよい

豆乳に多く含まれる「大豆たんぱく質」には、牛乳に含まれる乳清たんぱく質よりもゆっくりと吸収される特徴があります。吸収速度が遅く消化に時間がかかることから、腹持ちがよい飲み物と言えるでしょう。

食生活に腹持ちのよい豆乳を取り入れることにより、ダイエットにつながることが期待できますね。(※1)

「ビタミンB群」が食べたものを効率よく代謝

豆乳には、代謝を助けて食べたものをエネルギーにするのに役立つ栄養素である「ビタミンB群」が豊富です。ビタミンB1は糖質の代謝を、ビタミンB6はたんぱく質の分解・合成を助けるはたらきがあります。ビタミンB2は糖質やたんぱく質に加え、脂質の代謝に関わっています。

また、ビタミンB群は皮膚の健康維持にも役立つため、女性にうれしい栄養素ですね。(※2)

「ビタミンE」が肌の老化を防ぐ

細胞の酸化を抑えることから老化対策に役立つ「ビタミンE」。ダイエット中に栄養バランスが偏ってビタミンEが不足すると、肌が紫外線のダメージを受けやすくなります。シミやシワの原因となるおそれも。

豆乳にはビタミンEが含まれていますが、とくに調製豆乳に豊富です。100gあたりに含まれるビタミンEの量は、無調整豆乳が0.1mg、調製豆乳は2.2mgと大きな差がありますよ。(※3,4,5)

「大豆イソフラボン」がホルモンバランスを整える

豆乳に含まれる「大豆イソフラボン」は、女性ホルモンの「エストロゲン」と似た構造をしており、ダイエット中の女性ホルモンのバランスを整えるのに役立つ栄養成分です。

大豆イソフラボンには生理前の身体症状や生理痛を緩和するほかに、肌の弾力性を保ちシワを抑えるはたらきがあるといわれていますよ。(※6,7,8)
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