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きりたんぽってどんな料理?
秋田県北部の郷土料理として古くから親しまれるきりたんぽ。すりつぶしたご飯を串につけて香ばしく焼いたきりたんぽをメインに、鶏肉や山菜、きのこを盛り込んだきりたんぽ鍋も有名ですよね。
発祥については諸説ありますが、きりたんぽの本場ともいわれる大館・北鹿地方できこりたちが作業の途中に残ったご飯を長い棒に巻き付け、味噌を塗って焼いたのが始まりと言われています。
新米を使い、香ばしく焼くのがポイント
きりたんぽ鍋の主役となるきりたんぽは、新米を使うのがおいしく作るポイント。米にこだわるのも、さすが米どころ・秋田といったところですね。米の甘みと香ばしさが、この鍋の最大の特徴です。
さらに、鶏肉は日本三大地鶏に数えられる比内地鶏を使用。スープに溶け出した地鶏の旨みが、きりたんぽ鍋の味わいを決めると言っても過言ではありません。シンプルな調味料でさっぱりとしながらも、コクがある味わいです。
そのほかにも、根を付けたままの新鮮なセリ、舞茸やしらたき、油揚げなど、地元・秋田で収穫されるものがメインに使われます。
きりたんぽの作り方
鍋を作る前に、きりたんぽの準備をします。コツさえつかめば成形も簡単! 冷凍もできるので、まとめて作ることもできますよ。
1. ご飯をつぶす
米2合を硬めに炊き、炊き立てをボウルに移します。
※炊飯器の内釜に入ったまま作業すると、コーティングがはがれる可能性があるため、ボウルに移して作業してください。
水で濡らしたすりこぎで熱いうちについて、ご飯をつぶします。ご飯が半分ほどつぶれ、まとまりが出てきたら完了です。
ご飯の食感もきりたんぽの魅力のひとつなので、つぶしすぎないように調整してくださいね。
2. 箸につけて形を整える
手に水を付けて1本につき約150gのご飯を丸め、やや細長く伸ばして中心に箸を刺します。
※割り箸は割らずにそのまま使用します。
手で握りながら細く成形し、まな板の上を転がして形を整えます。
3. グリルで香ばしく焼く
割り箸が焦げないようにアルミホイルを巻き付け、グリルで転がしながら焼きます。全体がきつね色に焼けたら完成です。フライパンやホットプレート、焼き網でも代用できます。
串を熱いうちに外し、冷めてから食べやすい大きさに切っておきます。水で軽く濡らした包丁を斜めにあて、押すように切るときれいに切れます。
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