ライター : leiamama

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かぼちゃの甘味がクセになる♪ ほうとう鍋の基本レシピ

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調理時間 20
「ほうとう鍋」といえば、山梨県民のソウルフード。小麦粉を練った太めの平打ち麺を、かぼちゃや根菜、キノコなどの野菜やお肉と一緒に、味噌仕立てのだしで煮込む素朴な料理です。とろみのある汁がモチモチの麺によく絡み、アツアツをふうふうしながら食べれば、体の芯からポカポカに! ほうとう鍋は簡単に作れて栄養価も高く、消化にもいいことから、戦国時代には、武田信玄公が野戦食として用いていたとも伝えられています。具材に絶対欠かせないのが、かぼちゃ。地元では「かぼちゃほうとう」が一番人気です。味噌の塩味とかぼちゃの甘味が混じり合い、深みのあるおいしさを生み出します。 おうちでも簡単に作れる基本レシピをご紹介します。ぜひお試しください!
ほうとうはいろんな種類があるうどんのひとつ▼

材料(2人分)

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おいしく作るコツ・ポイント

  1. 短時間で仕上げたいときは、なるべく具材を薄めに切り、大きさをそろえるのがポイント。均等に火が通り、きれいに仕上がります。
  2. かぼちゃは煮崩れやすいので、かき混ぜすぎないように注意しましょう。
  3. 味噌によって塩味や甘味はさまざまです。味見をして調整してくださいね。

下ごしらえ

豚肉や野菜は、食べやすい大きさに切ります。ごぼうはささがきにして、水にさらしましょう。干しシイタケの戻し汁は、捨てずにだしに加えます。かぼちゃは欠かせませんが、それ以外の具材はお好みの野菜を使ってもOKです。
ほうとう鍋に欠かせないかぼちゃの切り方▼

作り方

1.だしを煮立たせる

だしを煮立たせた鍋

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鍋にだしを入れて煮立たせます。

2.豚肉をゆでる

だしの入った鍋でゆでている豚小間肉

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だしが煮立ったら、豚肉を入れます。豚肉の色が変わるまで火を通しましょう。アクをしっかり取り除くのも忘れずに。

3.野菜を煮込む

酒を加えて、大根やにんじん、白菜などの具材を煮込んでいる鍋

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長ねぎとちくわ以外の具材を、すべてだしに加えます。酒を回しかけ、フタをして5分ほど煮込みます。

4.味付けをする

味噌などで味付けをしているほうとう鍋

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めんつゆと味噌で味付けをします。味噌はだしで溶かしながら加えましょう。

5.ほうとう麺を煮込む

ほうとう麺を入れて煮込んでいるほうとう鍋

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味付けをした汁に乾麺を加え、フタをしてさらに5分ほど煮込みます。生麺の場合は、麺の打ち粉ごと入れましょう。打ち粉が汁に溶けて、とろみがつきます。

6.長ねぎを加える

長ねぎとちくわを加えて煮込んでいるほうとう鍋

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長ねぎとちくわを加え、ひと煮立ちさせたら完成です。最後に、すりおろしたしょうがをプラスするのもおすすめ。ピリッと味が締まります。

7.盛り付ける

かぼちゃと大根、にんじんなどが入ったほうとう鍋と取り分け用小皿

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かぼちゃの黄色やにんじんのオレンジといった、具材の色合いを活かして盛り付けましょう。熱いうちに召し上がってくださいね♪

味噌味だけじゃない! ほうとうの人気アレンジ5選

1. スパイシー。カレー味のほうとう鍋

スパイシーな香りが食欲を刺激する、カレー味のほうとう鍋。かぼちゃが煮崩れると、甘味ととろみがカレーの風味に加わり、一段とおいしくなります。トマトとヨーグルトが入っているので、大人も子どもも一緒に楽しめる比較的マイルドな味わい。麺をすするときは、カレーの飛びハネに注意してくださいね。

2. 甘くてとろ~り。ダブルかぼちゃほうとう鍋

具材用と煮溶かし用と、ダブルでかぼちゃを使うほうとう鍋。かぼちゃ好きにはたまりません!かぼちゃを味噌だしに煮溶かすと、甘じょっぱい味わいに。モッチリとした麺も、具材の旨味が溶け込んだ味噌だしも、残さず完食してしまうおいしさです。

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