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■衣服によるしめつけ
下着や靴下などで鼠径部(足のつけ根)やウエスト、足首など身体の一部にしめつけが集中していることがあります。
これにより、締め付けられた部分から末端の血流が悪くなってしまい、むくみにつながってしまうことがあります。
■精神的ストレス、過度の疲労
精神的なストレスや肉体的な疲労が過度になると、循環器や呼吸器などの働きをつかさどる『自律神経』が乱れ始めます。
その結果、全身の血流が悪くなり、むくみにつながります。
■むくみを症状とする疾患
心臓や腎臓は血液を全身に送ったり、水分の排出を行ったりするなど、むくみと大きく関係する臓器です。そのため、『心不全』や『腎不全』などによってこれらの臓器の機能が低下すると、むくみにつながります。
また、あまり病気として認知されていませんが、女性特有の『更年期障害』では、女性ホルモンのバランスが崩れることにより、むくみを生じることがあります。
これらの疾患が原因となっているむくみである場合には、疾患自体の治療が優先されます。
むくみ解消マッサージ
むくみを少しでも解消するためには、自分でマッサージを行うことも有効です。ここでは、むくみ解消マッサージのやり方やポイントをご説明します。
■末梢から中枢へ
むくみ解消マッサージでは、末梢に滞ってしまった水分を中枢に戻します。
手であれば手首から脇に向けて、足であれば足の裏や足首から足のつけ根に向けて、顔であれば頬や顎から首や鎖骨に向けてマッサージを行いましょう。どの部位であっても、末梢から中枢(心臓に近い方向)に向かって行うようにしてください。
くれぐれも中枢から末梢に向かって行ったり、中枢と末梢を行ったり来たりしないように注意してください。
■ゆっくり優しく
マッサージを行う部位が手、足、顔などどの部位であっても、ゆっくりと優しい力で行ってください。痛いほどの強い力でしっかり行った方が効果的に思えますが、皮膚や血管を傷めるなどの恐れもあるので、注意が必要です。
また、親指を立てるなどしてピンポイントでマッサージを行うよりは、広い面で余分な水分をゆっくり流すようにする方が効果的です。手のひらのつけ根などを上手く使って行いましょう。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。