ライター : 塚本 晴香

管理栄養士 / webライター

監修者 : 竹内 弘久

杏林大学医学部付属病院 外科医

ダイエットにも役立つ!小豆の栄養と効果効能

小豆の栄養と効果効能

  1. 炭水化物の代謝をサポートする「ビタミンB1」
  2. むくみ対策に役立つ「カリウム」
  3. 便秘対策につながる「食物繊維」
  4. 二日酔い対策に役立つ「サポニン」
  5. 老化対策に必要な「ポリフェノール」
  6. 貧血対策につながる「鉄」

炭水化物の代謝をサポートする「ビタミンB1」

小豆には、100gあたり0.46mgのビタミンB1が含まれています。ビタミンB1は主に、炭水化物の代謝をサポートするはたらきがあります。

そのため、積極的にビタミンB1を摂取することで炭水化物の代謝がスムーズにおこなわれますよ。ビタミンB1が不足すると、倦怠感やイライラ感が生じるおそれもあります。(※1,2)

むくみ対策に役立つ「カリウム」

小豆はカリウムが豊富で、100gあたり1,300mg含まれています。カリウムはナトリウム(塩分)と深いつながりがあり、両者のバランスによって体内の水分バランスが変化。

ナトリウムを過剰摂取すると体内に水分が溜め込まれ、むくみの原因に。そのため、カリウムを摂取して過剰な塩分を体の外へ排出すれば、むくみ対策にも役立ちますよ。(※1,3)

便秘対策につながる「食物繊維」

小豆には、100gあたり24.8gの食物繊維が含まれています。なかでも、水に溶けにくい不溶性食物繊維が豊富。

不溶性食物繊維は便のかさを増やし、大腸を刺激して排便をスムーズにする作用があり、便秘対策におすすめです。また、腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えるはたらきもありますよ。(※1,4)

二日酔い対策に役立つ「サポニン」

小豆に含まれるサポニンは、二日酔いの原因となる「アセトアルデヒド」という成分の解毒を促すはたらきがあり、二日酔い対策に役立ちますよ。

サポニンは小豆をゆでる際、水に溶け出る渋み成分です。(※5,6)

老化対策に必要な「ポリフェノール」

小豆100gあたりのポリフェノール含有量は300〜600mg。このポリフェノールには抗酸化作用があることで知られています。抗酸化作用とは、老化を引き起こす活性酸素を取り除くはたらきのこと。抗酸化作用により活性酸素が減ると、老化対策にもつながるのです。

ポリフェノールは水に溶けやすい性質のため、小豆のゆで汁に溶け出ます。(※7,8,9)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ