■塩分の過剰摂取に注意する

外食の多い方、漬物や濃い味の煮物などが好きな方は、塩分の過剰摂取になりがちです。 血液中の塩分が増加すると、むくみやすくなることに加え、心臓や腎臓にも負担がかかります。減塩の調味料を使ったり、外食を控えたりして塩分の摂取量に注意しましょう。

■栄養バランスの良い食事をとる

高齢になると、肉や魚などのたんぱく質が飲み込みにくくなったり、食後に胸やけがしたりすることがあります。この理由から、たんぱく質の摂取量が低下している高齢者が多くいらっしゃいます。 また、外食の多い方は野菜が不足しがちであり、カリウム、マグネシウム、カルシウムといった利尿作用を持つ成分の摂取が不足します。 どれもむくみ予防には大切な栄養素ですので、バランスのとれた食事を心がけましょう。

おわりに

今回は、むくみの原因とマッサージの方法、予防法についてご紹介しました。 むくみは身体の不調を示す大切なサインです。軽く考えることなく、生活習慣の見直しやセルフケアを十分に行っていただきたいと思います。 また、むくみ症状の悪化が見られる場合には、一度病院を受診し、治療が必要な疾患がないかを確認するようにしましょう。

監修

総合診療医 院長 豊田早苗 専門分野 総合診療医 経歴 鳥取大学医学部医学科卒業。2001年 医師国家試験取得。 2006年とよだクリニック開業。 2014年認知症予防・リハビリのための脳トレーニングの推進および脳トレパズルの制作・研究を行う認知症予防・リハビリセンターを開設。 資格 医師免許 所属学会:総合診療医学会、認知症予防学会
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