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サンザシ(山査子)とは?
サンザシは漢字で「山査子」と書き、中国やヨーロッパが原産です。赤い実がたくさんなり、その実は甘酸っぱく爽やかな味わいなことから、お酒やドライフルーツ、お菓子の原料として幅広く使われています。
きれいな赤い実をたくさん付けるので、日本では古くから観賞用として盆栽などに使われてきました。キリストが処刑されたときに身に着けていた冠は、西洋サンザシの枝と言われているそうですよ。
小さい実に凝縮された栄養
サンザシの実は、栄養面でもとても優れています。食物繊維やビタミン・ミネラルがバランスよく含まれ、消化吸収を助ける作用がある(※1)ことから、古くから生薬として漢方にも使われており、血の巡りやお肉などの消化を助ける働きがあるといわれています。
そのまま食べると酸っぱく感じることから、昔は人気のない果実でしたが、その栄養成分から最近では徐々に注目度が高まっているんです。中国ではリンゴ飴のように飴で固めたお菓子や、粉にしたものを砂糖で固めたお菓子がよく食べられています。
サンザシに含まれている栄養成分
食物繊維
サンザシには腸内環境を整えるのに役立つ、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維が不足すると腸内環境が悪化し、便秘や肌荒れに繋がります。
腸内環境を良くすることは、腸内の悪玉菌を減らし有害物質の生成を妨げることから、便秘対策のみならず、健康や美容においてさまざまな効果があるとされています。
ビタミン・ミネラル
サンザシには体の機能を調整し、骨や体の組織を作るミネラルも豊富に含まれています。また、ビタミンには、体の内側から"美"を支えてくれる働きも期待できます。
普段の食事だけでは不足しやすいため、ついついサプリメントに頼ってしまいがちですが、サンザシには体に必要なビタミンやミネラルがたっぷり含まれています。
カテキン
緑茶に含まれる成分として知られるカテキンは、サンザシにも豊富に含まれています。その含有量は、100gあたり200〜800mg。比較的多いといわれている赤ワインの、最大で約8倍ものカテキンが含まれているのです。(※2)
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