ライター : きく

クロテッドクリームとは

イギリスで2000年以上作られている伝統的クリーム

クロテッドクリーム(Clotted cream)は、イギリスの伝統的な乳製品。有名な生産地はイギリス南西部のデボン州とコーンウォール州で、そのうちデボン州では2000年以上前から作られているそうです。 デボン州ではデボンシャークリーム、そしてコーンウォール州ではコーニッシュクリームと、それぞれ違った呼び方で親しまれています。

味の特徴

スコーンや焼き菓子との相性がいいクロテッドクリーム。脂肪分の高い牛乳を弱火で煮詰めたものをひと晩置き、表面に固まる脂肪分を集めて作られます。乳製品なので、見た目も食感も生クリームのような印象です。 バターよりもさっぱりとした食感で、バターと生クリームの中間くらいの濃厚さと表現する人もいます。思ったよりも牛乳っぽさがないので、牛乳の風味が苦手という人も食べやすい味わいと言えるでしょう。

クロテッドクリームの食べ方

スコーンにつけるのが定番

クロテッドクリームは、ジャムと一緒にスコーンにつけて食べるのがもっとも一般的です。デボン州ではクロテッドクリームを付けてからジャムを塗り、コーンウォール州では反対にジャムをつけてからクロテッドクリームを塗ります。地域によって、食べ方の違いがあるのが面白いですね!

こんな使い方も

スコーン以外に、パンやパンケーキ、クラッカーなどにのせてもおいしくいただだくことができます。また、シチューやカレー、濃厚なスープなど煮込み料理のコク出しや、ディップクリームのベースにするのもおすすめですよ。
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