ライター : 白江 和子

管理栄養士 / webライター

監修者 : 竹内 弘久

杏林大学医学部付属病院 外科医

偏頭痛に効く食べ物ってあるの?

残念ながら「これを食べれば、偏頭痛にならない」または「偏頭痛が治る」というような食材はなかなありません。

しかし偏頭痛になりにくい食材を取り入れることで、症状を軽減できる可能性があります。また偏頭痛の原因に多いストレスをためない生活を心がけることでも大切ですよ。
竹内先生:「偏頭痛は若年女性に多く、月経が原因になるほか、食品や環境により引き起こされます。また、約40%の偏頭痛患者において、食事を抜くことで偏頭痛の発作が起きると報告されています。

そのほかの片頭痛の原因として、ストレスや精神的緊張、睡眠不足や睡眠過剰、天候の変化などが挙げられます」(※1)

偏頭痛のときにおすすめの食べ物

偏頭痛の予防をサポートしてくれる食材がおすすめです。偏頭痛を予防することで、痛くなる頻度や、痛みの持続日数の軽減などが期待できます。

これらの食品を摂る場合は、ほかの栄養素の過不足が起きることがあるので、同じ食品に偏らないように気を付けましょう。(※2)

ビタミンB2が多い食品

偏頭痛の予防には、ビタミンB2が良いと言われています。納豆、レバー、うなぎ、乳製品、葉物野菜などが、ビタミンB2を多く含む食品です。

特に納豆やうなぎには多く含まれており、納豆には100gあたり0.56mg、うなぎには100gあたり0.48mg含まれています。毎日の食事に上手に摂り入れてくださいね。(※2,3,4)

マグネシウムが多い食品

マグネシウムが多い食品も偏頭痛を予防してくれると言われています。わかめ(水戻し)には130mg、ひじき(ゆで)には、37mgとマグネシウムが豊富。(100gあたりの値)ほかには大豆製品、ナッツ類、緑黄色野菜にも豊富です。

偏頭痛の人は、血中や脳内のマグネシウム値が低下していると報告されています。マグネシウムが豊富な食品を意識して摂りましょう。(※2,5,6)

ストレスをためない生活も心がけよう

運動を定期的に

偏頭痛の原因によくあげられるのが、肩こりやストレスです。腕や肩を回す運動は、肩こりやストレスを軽減し、偏頭痛を起きにくくすることが期待できます。

たとえば「腕振り体操」は、肩の力を抜いて胸の高さに保った腕を、正面を向いたまま左右に振る運動。立ったままでも座っていてもできるので、隙間の時間を見つけて取り入れることができますね。(※7)
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