ライター : Raico

製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター

旬のさんまを冷凍すると長く味わえる

一年中市場に流通しているさんまですが、9月から10月にかけてが旬で、脂がよくのってサイズも大きくなります。塩焼きはもちろんのこと、炊き込みご飯や炒め物など、どんな風に調理してもおいしい魚ですね。

そんなさんまを少しでも長く味わいたいときには、「冷凍保存」がもっともおすすめ。上手な保存方法をちゃんとマスターすれば、鮮度とおいしさを保ったまま、魚を長持ちさせることができます。

冷凍さんまを食べるときに注意するポイント

旬の時期には、生のさんまをお刺身で食べることがよくありますが、一度冷凍してしまったものは、必ず加熱してから食べるようにしましょう

さんまを生食する場合は必ず鮮度のいいものを選んだうえ、アニサキスなどの寄生虫に注意することが大切。もちろん冷凍さんまの生食はNGですよ。(※1)

さんまの冷凍方法・解凍方法【生のまま冷凍する場合】

旬の時期になると、新鮮な生のさんまが店頭にずらりと並んでいますが、スーパーで販売されているものは、一度冷凍されたものがほとんどです。パッケージに「生」と表示されているさんま以外は、自宅で冷凍すると、再冷凍になるということを覚えておいてください。

さんまの冷凍方法

1. さんまの下処理をする

Photo by Raico

さんまのエラから上の頭を切り落として、内臓を取りのぞきます。

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流水でお腹の中の内臓の残りや血だまりなどを、きれいになるまで洗い流します。

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ペーパータオルで、さんまの表面やお腹の中の水気をしっかりと拭き取ります。

2. ラップで包んで冷凍する

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完全に水気がなくなったら、一尾ずつ空気が入らないようラップで丁寧に包みます。

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密閉できるフリーザーバッグに重ならないように入れ、金属トレイにのせて冷凍します。

冷凍するときのコツ

3枚おろしなど、好きな形状に切ってから保存してもOKです。その場合も同じように、一尾ずつラップで空気が入らないように包み、フリーザーバッグに入れて保存しましょう。

冷凍での保存期間は、3週間程度を目安にしてください。

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