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麦味噌とは
大豆に麦麹を加えて作る「麦味噌」 特に九州地方や中国・四国地方でよく製造されています。平安時代に生まれたとされる麦味噌、なぜ、九州地方などでよく造られていたと思いますか?
平安時代といえば、稲作も盛んに行われていたのですが、温暖な気候の九州地方などでは、稲作がうまくいかず、麦が盛んに作られていたため、麦味噌が作られるようになったようです。悲しいかな、お米を味噌にする豊かさがなかったんですね。
麦味噌の味と香り
麦味噌は、麦の芳ばしい香りに、子どもも親しみやすい甘さが特徴的です。麦の香りが特に際立っているのは、「瀬戸内麦味噌」 芳醇な香りにうっとりしそうです。
鹿児島の「薩摩味噌」は麦の粒も残った甘口。各地で個性的な麦味噌を作っています。味や香りを食べ比べるのも楽しそうですね。
原料と製造方法
米味噌と麦味噌の製造工程は、実は変わりがありません。原材料が米か麦かの違いだけです。麦(米)を蒸して、種麹をつけ「麦麹(米麹)」を作ったら、大豆、塩、種水と混ぜ発酵熟成させるのです。
麦味噌をお家で作るときのポイントは、まず、大豆にしっかり水を含ませること。麹と塩を均一に混ぜ合わせること。麦は米よりも水分を多く吸うので若干、水分を多めにしましょう。熟成期間は、約10ヶ月~1年ほど! おいしい麦味噌のできあがる日が楽しみですね。
麦味噌の栄養素と期待できる効果
食物繊維
麦味噌100g(198kcal)に対して食物繊維の含有量は6.3gになります。食物繊維は、生活習慣病の予防にも役立つと言われています。(※1,2)
麦味噌はほかにも女子にうれしい効果があるんですよ。日本人のソウルフード、お味噌汁を麦味噌に変えて普段から摂取したくなるかも!
大麦β-グルカン
日本で一番、麦味噌に使用されているのは、愛媛県の「はだか麦」です。このはだか麦には、水に溶ける水溶性食物繊維の大麦β-グルカンが豊富に含まれています。
大麦β-グルカンには、「糖質の吸収を抑える」といううれしい効能があるんですよ。しかも、精麦されても栄養価が変わらないのは驚きです。(※3)
アミラーゼ
麦味噌にはアミラーゼもたっぷり含まれています。アミラーゼは、腸内環境を整え、善玉菌の活動を活性化してくれる働きがあります。麦味噌ってうれしい効能ばかりですね♪(※4)
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