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「麦こがし」とは?
はったい粉の別名
麦こがしとは「はったい粉」の別名、と言えばわかりやすいはず。「香煎(こうせん)」とも呼ばれます。安土桃山時代から食べられていたとされ、戦後の昭和後期には、町中で行商人が売り歩いていたそうです。和菓子の落雁(らくがん)のなかで、麦こがしで作るものを麦落雁と呼びます。
どうやって作るの?
麦こがしは関東ではおもに大麦、関西でははだか麦を煎ってから挽いた粉のこと。はだか麦とは大麦の一種で、殻がむきやすいことから名付けられました。大麦はこのはだか麦と、殻がむきにくい皮麦に大別するのが一般的。
地方によっては、とうもろこしやきびなどで作るこがし粉もありますが、麦こがしはあくまで麦が原材料です。
地方によっては、とうもろこしやきびなどで作るこがし粉もありますが、麦こがしはあくまで麦が原材料です。
熱海のお土産にも使われている
静岡県熱海の来宮神社では、厄除けと健康長寿を願って、夏の例大祭で麦こがしを人々に振りまくそうです。つまり麦こがしは、熱海温泉界隈では縁起物。そんな縁起物と黒砂糖で作る「黒麦まんじゅう」が、熱海の新しいお土産として大人気です。訪れる機会があれば、ぜひ購入してみてください。
麦こがしのおいしい食べ方
麦こがしの食べ方はいろいろあります。砂糖を入れて粉末のまま食べたり、お湯を注いで練って食べたりするのが、昔ながらの食べ方。砂糖やお湯の量は、お好みで調整してください。
お湯で溶くだけでは味気ないと思ったら、代わりにミルクを注いだり、お菓子作りに使ったりしてもOK。そんなおいしいお菓子のレシピと、おすすめの通販商品を紹介します。
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麦こがしを使うおすすめのレシピ5選
1. 麦こがしクッキー
外はサクサク、中はしっとりした食感の麦こがし入りクッキーの作り方。生地が固まりにくいときは、小麦粉を増やすのではなく、牛乳の量で調整しましょう。プレーン生地にココアで色をつけたり、クルミやごまを入れたりしてもおいしいですよ。
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