作るときのコツ

土用干しのときに、梅の色にムラが生じてしまうのは塩分の差があるからです。干したあと、梅酢に戻すことで色がぐっと赤く染まりますのでムラはほとんどわからなくなります。赤しそはぎゅっと絞って天日に干し、細かく砕いてふりかけなどに使いましょう。

梅は干さなくても大丈夫?

梅を干すのは、どういう理由があるのでしょう?実は、日光に強い殺菌作用があること、余分な水分を飛ばすことで味のかどが取れ、おいしくなることなどの理由があります。干さない場合は口に入れたときに塩気を強く感じることでしょう。 このような干さない梅干しは、「梅漬け」と呼ばれます。作る場合は、完熟梅でなくてもOK!小さめの青梅を使って作れば、カリカリとした食感を楽しむこともできますよ。

梅干しの保存方法

梅干しは強い酸があるので密閉性の高い瓶や昔ながらの甕(かめ)での保存がおすすめです。プラスチック製品はなるべく避けた方がベター。梅の大敵はカビなので、カビが生えないように保存容器もしっかりと消毒、殺菌されたものを利用してくださいね。

梅干し作りはとても簡単!

赤しそを入れて作る、昔ながらの梅干しは白米がすすむ絶品な味わいに仕上がります。今回ご紹介したものは、もっとも安心して作れる、塩分20%の梅干しです。はじめての方は、それ以上減塩するのは避けたほうがよいでしょう。 できあがったら、食べる分だけ手に取って1Lの水に1gの塩を溶かしたものの中で1晩つけると塩抜きすることもできますよ。干した梅干しは長く日持ちするものなので、お好みで塩分を調節しながら楽しんで召し上がってくださいね。
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