寒天

寒天はカロリーが低いため、「寒天ダイエット」が流行するほど、定番のダイエット食品ですね。ほとんど(98%)が水分のため、100gあたりたったの3kcalで、糖質は0gなのが嬉しいポイント。そして、食物繊維が1.5gも含まれています。 食物繊維には、整腸作用や血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下などさまざまな働きがあるため、ダイエットの際に積極的にとりいれたい栄養成分です。(※3,17)

おすすめの食べ方

料理に使い、ほかの食材と置き換えることで、カロリーを減らすことができます。 例えば、ご飯を炊く際に、お米の一部を寒天に置き換えたり、ハンバーグや餃子などにお肉を減らして代わりに寒天を加えるなど、上手に料理に活用することで、全体のカロリーを抑えられ、食物繊維の働きで満腹感を得やすくなりダイエットをサポートしてくれます。

キムチ

100gあたり約50kcalと低カロリーなキムチは、ダイエッターに人気の食材です。 善玉菌である乳酸菌で白菜などの野菜を発酵して作られる発酵食品で、乳酸菌や野菜に含まれる食物繊維やオリゴ糖には、腸内環境を改善する働きがあり、美腸づくりに貢献してくれます。 さらに、唐辛子の辛味成分であるカプサイシンを含んでいることも、ダイエットにおすすめな理由のひとつ。カプサイシンは、皮膚の血管を拡張することで発汗を促進する働きがあると言われています。汗をかくことで、代謝アップに繋がり、カロリー消費につながると考えられます。(※5,17,18)

おすすめの食べ方

キムチを食べるタイミングは、食事の最初がおすすめ。キムチはシャキシャキ食感があり、噛み応えがあるので、食べ過ぎを防いでくれますよ。低カロリーで食べ応えがある、豆腐や納豆、イカと合わせて食べると良いでしょう。(※8)

ダイエット中は賢く食べ物を選ぼう♪

ダイエット中の食べ物選びのポイントは、カロリーを意識するだけでなく、バランスよく栄養を摂ること。おすすめの食品をご紹介しましたが、そればかりを食べるのは禁物です。 ダイエットをする上で一番大切なことは、無理をせずに継続すること。食事からの摂取カロリーを消費カロリーよりも減らすことが減量に繋がりますが、一気に成果を出そうと過度なカロリー制限をしてしまうと、必要な栄養が不足して体調を崩してしまうおそれがあります。日々の食べ物選びを少し工夫して、健康的にダイエットをしましょう。
【参考文献】
【文】管理栄養士 / 和食ライフスタイリストmarie
兵庫県出身。EBN(科学的根拠に基づく栄養学)の考えを取り入れた『和食』のある食卓を囲む健康生活を広めるべく、和食ライフスタイリストとして活動中。おいしい和食、時短、栄養バランスが整う、驚きの"1アイデア"のあるレシピから卒業する和食料理教室を主宰。そのほか、商品開発・レシピ開発、セミナー講師、コラム執筆、メディア出演などでも活躍中。
【監修】管理栄養士 / 藤橋ひとみ
I's Food & Health LABO.(アイズフードヘルスラボ)代表 毎日の食事で心身のトラブルを予防・改善できる社会の実現を目指し、フリーランス管理栄養士として活動中。 東京大学大学院、医学博士課程在籍。EBN(科学的根拠に基づく栄養学)の考え方を大切に、コラム執筆・監修、メディア出演等、健康情報を伝える活動や、食と健康の専門家のスキルアップ支援を行う。大の大豆・発酵好きで、国内外にてその魅力を発信している。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ