貧血対策にはビタミンCと組み合わせる

豆乳に含まれる鉄は非ヘム鉄で、動物性食品に含まれるヘム鉄に比べて吸収率が低いのは前述のとおり。貧血対策として豆乳を取り入れるときには、ビタミンCを一緒に摂るようにしましょう。

ビタミンCは非ヘム鉄の吸収を促進する作用があります。ビタミンCはレモンやキウイフルーツ、じゃがいもやキャベツといった身近な食材に豊富に含まれています。(※21,26)

【Q&A】無調整豆乳と調製豆乳に効果の違いはある?

A:調製豆乳は無調整豆乳に植物油脂や調味料を加えて飲みやすく加工したものです。そのため、無調整豆乳と調製豆乳では栄養価に違いがあります。

栄養価に違いはありますが、加工することで栄養素がまったく消えてしまうわけではありません。植物油脂や調味料が添加させていることにより、栄養価が高くなっているものもあります。

このことから、作用に大きな差はないと考えられますが、カロリーが気になるときには無調整豆乳にするというように目的別に使い分けるのがおすすめですよ。(※10,27,28)

【Q&A】豆乳と牛乳に効果の違いはある?

A:大豆から作られる豆乳と牛乳では含まれる栄養に違いがあります。

特徴的なところで例をあげると、豆乳には大豆たんぱく質やイソフラボンといった栄養素が含まれています。一方牛乳には、豆乳の約7倍ものカルシウムが含まれています。

見た目は似ていますが、含まれている栄養素には違いがあり、期待できるはたらきにも違いがあると考えられます。(※10,21,29)

【Q&A】豆乳は毎日飲んでもよい?

A:豆乳を食生活のなかで毎日適量を飲むことは問題ないでしょう。

なお、豆乳を毎日たくさん飲むと摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうことも。ダイエット中は特に飲みすぎに注意しましょう。(※24,30)

毎日の生活に豆乳を摂り入れよう!

豆乳には血行促進作用があるビタミンEや、コレステロールを減少させるイソフラボンやサポニンなどさまざまな栄養素が含まれています。

無調整豆乳の材料は大豆のみで、調製豆乳は油脂や砂糖を加えて飲みやすくなっている分、カロリーや糖質が高いのが特徴。摂取カロリーが消費カロリーを上回らないように、飲みすぎには注意しましょう。
【参考文献】
(2024/08/21参照)
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