血管を健康に保つ

豆乳に多く含まれるレシチンには、水と油を混ざり合わせる乳化作用が。血管壁に余分なコレステロールが付着するのを抑え、血管を健康に保つ作用があります。

また、豆乳に豊富なビタミンEは、毛細血管を広げて血行を促すはたらきがあります。血行が良くなると冷えの対策になるほか、筋肉に十分な酸素や栄養が行き渡るため、肩こり対策にも役立ちますよ。(※11,17,18,19)

骨の健康維持に役立つ

不規則な生活習慣や閉経により女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌が減少すると、骨がもろくなる原因に。イソフラボンはエストロゲンの分泌を促し、骨にカルシウムを蓄えて骨を丈夫に保ちます。

また、イソフラボンには骨量を増やす作用もあり、イソフラボンの摂取量が多いひとは骨密度が高いともいわれていますよ。(※15)

貧血対策

は血液中にある、赤血球の材料となる栄養素。不足すると貧血を引き起こすため、積極的に摂取する必要があります。

豆乳に含まれる非ヘム鉄は、動物性食品に含まれるヘム鉄に比べて吸収率が低いのがデメリット。ビタミンCは非ヘム鉄の吸収を促進する作用があるので、一緒に摂るのがおすすめですよ。(※20,21)

管理栄養士が伝授!豆乳の効果的な飲み方

ポイント

  1. ダイエット中は食前に飲む
  2. 飲む量は一日200mlを目安に
  3. 貧血対策にはビタミンCと組み合わせる

ダイエット中は食前に飲む

豆乳を飲む時間に制限はなく、基本的には飲みたいときに飲んでかまいません。朝食に豆乳をプラスすると栄養バランスがよくなります。忙しい朝に豆乳で栄養を補えるのはうれしいですね。

また、豆乳を食事の前に飲むと食べる量を抑えられます。ダイエット中や食べすぎをセーブしたいときは、食前に豆乳を飲むのがおすすめですよ。(※22)

飲む量は一日200mlを目安に

ほかの食材に含まれるイソフラボンを摂取することを考えると、イソフラボンの過剰摂取を避けるためには一日200mlを目安に飲むのがおすすめです。

大豆イソフラボンの安全な摂取目安量の上限は一日70〜75mg。豆乳に含まれるイソフラボンは製品によって異なりますが、キッコーマンの商品を参考にすると無調整豆乳200mlで58mg、調製豆乳200mlで45mgです。(※23,24,25)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ