ライター : Uli

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新潟県民の懐かしお菓子「ポッポ焼き」とは

Photo by uli04_29

ポッポ焼きとは、明治の終わりごろ新潟県下越地方で誕生した、と言われているお菓子のこと。小麦粉と黒糖を練った生地を、細長い専用の型で焼き上げて作ります。 黒糖の素朴な甘さと、もっちりとした食感が魅力で、お祭りの屋台の定番として人気があります。数は少ないものの、新潟県内にはポッポ焼き専門店もあり、通販などでも購入することができるようです。

名前の由来

新潟で愛されているポッポ焼きには、名前の由来が諸説あります。専用焼き器から蒸気が出ている様子が「ポッポ」と呼ばれる蒸気機関車に似ているから、「ポーポー」と蒸気で鳴る笛で客寄せをしていたから、などが有力な説のようです。

卵焼き器で!ポッポ焼きの作り方

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今回は、ご家庭で簡単にできるポッポ焼きレシピをご紹介します。専用のポッポ焼き器の代わりに、卵焼き器を使用して、ポッポ焼きの雰囲気を出してみました。黒糖のやさしい甘さと、もちもち食感の生地に、ほっこり癒やされますよ。

材料(2人分)

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  • 薄力粉 100g
  • 黒糖 50g
  • 120cc
  • 重曹 小さじ1/2
※黒糖は固形のものを使うと、より本格的になります。固形を使う場合は、あらかじめ手でほぐすか、包丁で刻むなどして溶けやすいようにしておきましょう。

作り方

1.黒糖と水を鍋で煮溶かして冷ます

黒糖と水を鍋で煮溶かす様子

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鍋に黒糖と水を入れて、しっかりと煮溶かします。黒糖が溶けたら、小さい容器に移し、氷水を張ったボウルに重ねるなどして、冷ましましょう。

2.薄力粉と重曹を混ぜる

ボウルに入れた粉類を泡立て器で混ぜる様子

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薄力粉と重曹をボウルに入れ、泡立て器でぐるぐるかき混ぜます。薄力粉をふるう必要はありません。

3.冷えた黒糖水を加えて混ぜる

黒糖の色をした生地を混ぜる様子

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黒糖水がしっかり冷めたら、粉類に一気に加えて混ぜます。ダマがなくなるまで、しっかりと混ぜましょう。どろっとした生地になります。

4.卵焼き器に流し入れ、弱火で両面を焼く

卵焼き器で生地を焼く様子

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薄く油をひいた卵焼き器に、生地を流し込みます。弱火で片面を焼き、表面にフツフツと気泡ができはじめたら、フライ返しを使って裏返します。裏面も弱火でじっくり焼いてください。竹串を刺して、生地がついてこなければ、焼き上がりのサインです。

5.包丁で細長く切って完成

細長く切ったポッポ焼きの生地

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焼き上がったら、素早く適当な細さに切って完成です。

作るときのコツ

黒糖と水を煮詰めすぎたら

黒糖を煮溶かすときに、煮詰めてしまうと水分の量が減って生地が重くなりすぎてしまいます。生地と黒糖水を混ぜたときに、生地がかたすぎると感じたら、水を少量足してください。元々どろっとした重たい生地なので、水の足しすぎには注意しましょう。

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