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マルタリアーティ・アッラ・カッレッティエーラ(馬車引き風パスタ)
「『カッレッティエーラ(馬車引き風)』という名前の由来は、馬車引き夫が客待ちをする間にさっと提供できるように、できるだけシンプルな材料で作ったという説などがあります。地方によっていろいろなレシピがあって、たとえばトスカーナでは、唐辛子を効かせたアーリオ・エ・オーリオにトマトを加えたもの、シチリアではパン粉とリコッタチーズ、という具合。今回はローマ風のレシピをご紹介しますね」
<材料>(4人分)
○パスタ(マルタリアーティ) 上記で作ったパスタ全量
○乾燥ポルチーニ 15g
○水 100cc
○オリーブオイル 大さじ3~(適量)
○にんにく 1/2片
○塩 適量
○ツナ缶(オイル漬けタイプ) 140g
○トマトの水煮缶 400g
○マッシュルーム 200g
○イタリアンパセリの葉(刻む) 大さじ2
<下準備>
できれば前日に、乾燥ポルチーニを分量の水に浸けて戻しておく。室温で最低4〜5時間が目安。時間がないときにはぬるま湯で戻すとよい。
<作り方>
イタリアン・パセリ入りマルタリアーティ ムールとひよこ豆のピュレ添え
「ムール貝に、ひよこ豆とじゃがいもで作った優しい味のピュレを合わせます。パスタは、プレーンな生地でもいいのですが、今回はイタリアンパセリのみじん切りを練り込んだものを使ってみました。グリーンがかって春らしくなりますし、香りのアクセントにもなります。ムール貝が手に入らなければ、あさりやはまぐりでもおいしくできますよ」
<材料>(4人分)
○パスタ(イタリアンパセリ入りマルタリアーティ) 上記で作ったパスタ全量
○オリーブオイル 120cc
○にんにく 1/2片~適量
○赤唐辛子 1本
○ムール貝 600〜800g ※欧米産のものなら600g、国産は貝殻が大きいため800g程度
○ひよこ豆のピュレ
ひよこ豆の水煮(缶詰など) 230g
じゃがいも 1個(約80g)
湯 70cc
塩 適量
<下準備>
ムール貝は足糸(貝からはみだしている糸のような部分)を抜いて殻をよく洗う。
じゃがいもは皮をむいて適当な大きさに切って茹でる。
<作り方>
家庭で簡単にできる手打ちパスタ。基本の生地をマスターしたら、伸ばし方や切り方を変えて、いろいろな形のものを作ってみても楽しそう。「粉と卵と塩があればできるので、ぜひチャレンジしてみてください」。自分で作ったパスタは、きっと格別の味! おもてなしの一品にしたら、ちょっと自慢できそうですね。
田中玉緒さん
田大学卒業後、食品関係の商社を経て、フィレンツェへ。帰国後は洋菓子研究家 加藤千恵氏に師事し、西洋菓子全般を学ぶ。その後ミラノでイタリア料理、イタリア菓子、製パンを学び、1994年に東京でイタリア料理の教室「La Cucina Oliva」をスタート。イタリア料理、西洋菓子のほか、台湾料理や和食と、レパートリーは幅広い。
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