ライター : FOODIE

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この記事は、三越伊勢丹が運営する、「FOODIE」の提供でお送りします。
「思い立ったらすぐパスタ!」。粉から作る手打ちパスタは、一度チャレンジしてみたいメニューのひとつです。でも「パスタマシンがないから」とか「時間がかかるから」などと躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、わずか30分程度で生地ができるという、ごくシンプルな基本のパスタ。教えてくれるのは、イタリアの家庭料理の教室を20年以上営む料理家、田中玉緒さんです。「イタリアにはたくさんの種類のパスタがあります。それぞれにいろいろな配合や成形があるけれど、まずはこの基本の生地で、家で作るフレッシュなパスタを楽しんでください」。
ボウルと麺棒と包丁があればできる、いちばんシンプルなパスタ。包丁で思いのままにカットする「マルタリアーティ」なら、ちょっとくらい不器用さんでも、おいしく楽しくパスタが作れるはず。ぜひトライしてみてはいかが。

基本のパスタ生地

ではさっそく、パスタ生地を作ってみましょう。
「材料はシンプルです。小麦粉と卵、それに塩だけ。卵は全卵ではなく卵白だけでもOK。水だけで作る生地もありますが、ちょっとリッチに卵を使って作ります」
今回は、パスタマシンなどの道具がなくてもできる「マルタリアーティ」という形のパスタに仕上げます。「マルタリアーティ(maltagliati )とは、『不揃いに切った』という意味。エミリア・ロマーニャ州のパルマでよく食べられる手打ちパスタです」。薄くのばして包丁でカットするだけのパスタなので、手軽にできそうですね。
<材料>(作りやすい分量) ○薄力粉 200g ○卵 M玉2個(または卵白だ100gでもOK) ○塩 ひとつまみ ○打ち粉(強力粉) 適宜 ※卵がL玉の場合は薄力粉を220gにする。

1.ボウルに粉と卵を入れる。

ボウルに粉と塩を入れてざっと混ぜ、中央にくぼみを作って卵を割り入れる。

2.フォークで卵を崩しながら混ぜる。

フォークで卵を溶き、周りの粉を少しずつ崩していく。 ※イタリアンパセリ入りの記事を作る場合は、ここで刻んだイタリアンパセリ(1パック分)を溶き卵に加える。

3.全体をぐるぐると混ぜる。

全体が大きなそぼろ状になるまで大きくまぜる。

4.手で生地を押し付けるようにして捏ねる。

フォークをはずし、ボウルに生地を押しつけるようにして手で捏ねる。

5.台に出して滑らかになるまで捏ねる。

ひとまとまりになったところで台に取り出し、生地の表面が滑らかになってつやがでるまでさらに捏ねる。

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