ライター : ☆ゴン

チンゲン菜の仲間「パクチョイ」とは?

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パクチョイとはアブラナ科の葉物野菜で、標準和名で「たいさい(体菜)」と呼ばれるチンゲン菜の仲間。一般的に、葉柄である軸が青いものをチンゲン菜、白いものをパクチョイと呼びます。これは日中国交正常化以降に、農林水産省によって統一された名称。

どちらも、同じ時期に中国から伝わった野菜ですが、軸が青っぽいチンゲン菜のほうが、栄養豊富に見えて人気があります。一方、軸が白いパクチョイはこれといった特徴がないため、チンゲン菜の陰に隠れてしまったのが実状です。

色の違い以外、パクチョイとチンゲン菜の見た目と味わいはほぼ同じ。軸のシャキシャキした食感と、クセのない淡白な味わいで使いやすい野菜と評判です。

パクチョイのおもな産地と旬

パクチョイのネーミングは、白菜という漢字の中国語読みです。これでは普通の白菜とまぎらわしいことから、「広東白菜」や「白梗菜」の漢字が当てられたとのこと。

国内でのおもな産地は埼玉県で、全国シェアの約7割を占めるそうです。例年5月から収穫がはじまり、旬の時期は初夏から晩秋にかけて。とくに晩秋が甘味が一段と増して、もっともおいしい時期とされます。

パクチョイの保存方法

パクチョイをはじめとした野菜は、新鮮なうちに食べたいもの。しかしどうしても残る場合、パクチョイは冷蔵保存することができます。ポイントは、乾燥させないようにすること。濡れた新聞紙で包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に立てて保存してください。

下ゆですると冷凍保存も可能

パクチョイは、下ゆですると冷凍保存することができます。塩分濃度2%ほどの熱湯に根元を10~15秒ほど浸けてから、葉全体を10秒ほど浸したらOK。冷水にとって水気をよく絞り、小分けしてラップしたのちに保存袋で密閉し、冷凍庫に入れたら完了です。
パクチョイの保存法はチンゲン菜と同じ▼

食べ方いろいろ。パクチョイの活用レシピ5選

⒈ パクチョイとえび、しめじの炒め物

パクチョイの調理法は、普通のチンゲン菜と同じです。炒め物にするとシャキシャキした食感が心地よく、味にクセがなく調味料もしっかり馴染むため、おいしさは文句なし。レシピでは、ナンプラーで下味をつけたえびとともに、にんにくとオイスターソースで風味豊かに仕上げます。

⒉ 豚肉とパクチョイの春雨ポン酢炒め

どんな味付けにも合うパクチョイは、ポン酢しょうゆとの相性もよく、さっと炒めるだけでおいしいひと品ができあがります。こちらは、お酒のアテにも弁当のおかずにもぴったりなおつまみ。レシピでは赤唐辛子を使用するので、お子さんのいる家庭では省くほうが無難です。

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