ワタリガニのキムチ「ケジャン」とは
生のワタリガニをコチュジャンベースのたれに漬け込む韓国料理のひとつで、正しくは「ヤンニョムケジャン」と言います。
日本では「カニのキムチ」とも呼ばれて、広がりを見せています。真っ赤なタレがたっぷりと絡み、辛さを想像する見た目ですが、唐辛子の辛さの中にもお味噌の甘みがあり、濃厚なカニの旨みが際立つ味わいです。
カンジャンケジャンとの違い
似たものにカンジャンケジャンというものがありますが、こちらは漬け込むタレが醤油ベースのものを指します。生のワタリガニを醤油や香味野菜と一緒に漬け込んで作られます。
どちらも生のワタリガニを漬け込むという点では同じです。
「ケジャン」の基本の食べ方
ケジャンは基本的に生のまま食べるお料理です。胴体と足を切り離し、足は吸いつくようにして身をいただきます。歯で軽くかんだり、ハサミなどで殻を割るのもおすすめです。
胴体の部分は、甲羅を剥いで半分に割り、しゃぶりつくようにしていただきます。カニスプーンなどで身を余すことなくほぐし出すのもいいですよ。甲羅にはごはんを入れて、タレに絡めていただく食べ方も♪
ワタリガニの殻はとても硬いので、食べる際は口の中を傷つけないように注意しましょう。
アレンジでおいしいケジャンの食べ方
1. ケジャンの油炒め
基本はそのままいただくケジャンですが、炒めて食べてもおいしくいただけますよ。キムチのタレが焦げ付いてしまうので、多めの油を使って強火で仕上げましょう。タレがおいしいので、レシピのようにパンにつけたり、ごはんにのせるのもおすすめです。
2. ケジャンのみそ汁
しっかり味のケジャンは、スープに使うのも人気です。中でもご紹介のこちらは、お味噌汁の具材として使った和風なひと品。コチュジャンの深みと辛み、ワタリガニの旨みがお出汁にじゅわっと染み出しますよ。
3. ケジャン鍋
ケジャンの旨みを余すことなくいただくケジャン鍋もおすすめです。白菜キムチやニラを一緒に入れて、お野菜たくさんでいただきましょう。豆腐のほか、厚揚げや油揚げもぴったり!ケジャンの旨みが染み出したスープをたっぷり含んでくれますよ。
ケジャンを食べてみよう♪
見た目はとっても辛そうなケジャンですが、辛みの中にも甘みが感じられるようですね。さっそく食べてみたくなった方も多いのではないでしょうか。食べ方も意外とかんたんなので、ぜひ挑戦してみてくださいね。そのおいしさの虜になる方も多いようですよ。
そのままいただくのはもちろん、ご紹介のレシピのように炒めたりスープにしたり、アレンジしていただく方法も併せて楽しんでください。
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