ライター : Raico

製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター

七夕ごはんの定番は?

伝統的な七夕料理「そうめん」

中国の言い伝えで、そうめんの元と呼ばれる「索餅(さくべい)」の逸話が起源といわれます。かつて帝の子どもが7月7日に亡くなり、疫病が流行。子どもの大好物だった索餅をお供えしたところ疫病が治まったことから、病除けとして7月7日に索餅を食べる習慣が生まれます。そのあと索餅からそうめんに代わり、七夕にそうめんを食べることが定番となりました。

華やかな見た目の「ちらし寿司」

お祝いやハレの日に食べることの多い、ちらし寿司。七夕だからというよりも、五節句のお祝いとして食べられます。ちらし寿司は見た目が華やかで、縁起のよい食材がたくさん。えびは長寿、れんこんは先が見通せる、豆はまめに働けるといった意味があり、縁起物として食べられています。

【主食】ランチにも!麺&ごはんの七夕ごはん8選

七夕ごはん作りのポイント

  1. カラフルな食材の色を活かす
  2. 星形や天の川をモチーフに、トッピングや全体を成形する

1. きゅうりの薄切りを中央に。七夕ちらし寿司

Photo by macaroni

天の川をモチーフにする、ちらし寿司です。まぐろのたたきやサーモン、厚焼き卵を酢飯の上にちらし、ピーラーでスライスしたきゅうりを中央に盛り付けます。輪切りオクラをきゅうりの上にのせると、まるで天の川のよう。お好きな具材を使って、アレンジしてもよいですね。

2. 型も手作りで。星のちらし寿司ケーキ

Photo by macaroni

ちらし寿司をただ盛るのではなく、星型で作ってもよいですね。星形はわざわざ買わなくてもよく、牛乳パックで作れます。寿司飯でアボカドやサーモンをサンドし、錦糸卵や桜でんぶを重ねれば、華やかな仕上がりに。うずら卵で作る彦星と織姫をのせると、お子さまも喜びそうですね。

3. めんつゆをジュレにして。七夕カップそうめん

Photo by macaroni

透明な器に盛り付ける、カップそうめんです。こちらはめんつゆをジュレにし、トッピングするのがポイント。そうめんの上にジュレをのせ、錦糸卵やオクラをのせれば、夜空のように仕上がります。そうめんは色付きのものを合わせて使うと、カラフルで華やかですよ。

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