ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

アク抜きでわらびが柔らかくなる原因

Photo by 稲吉永恵

重曹の量が多い

わらびをアク抜きする際重曹を使いますが、重曹の量はきちんと計ることが大切です。重曹の量が多すぎると、わらびが溶けて柔らかくなりすぎることがあります。わらび200g程度に対して小さじ1杯が目安。目分量ではなくきちんとスプーンで計って加えてください。

お湯の温度が高すぎる

重曹の量はもちろん、回しかけるお湯の温度にも注意しましょう。沸騰したすぐのお湯をかけたりぐつぐつ煮たりするとわらびが柔らかくなりすぎたり溶けてしまったりするおそれがあります。お湯が沸騰したら少し冷まして80度程度にしてから回しかけるようにしてください。

柔らかくなったわらびは食べられる?

柔らかくなったわらびは、お浸しや炒め物にして歯ごたえを楽しみたい場合には適しませんが、柔らかさを生かした料理に活用できます。わらび特有のねばねば食感がおいしくクセになりますよ。おすすめ活用レシピをぜひチェックしてみてください。

捨てずに活用!柔らかくなったわらびの救済レシピ3選

1. わらびのたたき

とろりとしたワラビの粘りを楽しむごはんのお供です。 納豆にもよく合いますよ。 酢を入れているのでめかぶのようなさっぱりとした味わい。ほんのり苦みと甘味がクセになりますよ。ワラビは包丁の背を使って繊維をつぶすようにしてたたいても。

2. わらびのお好み焼き

わらびのぬめりを利用して、わらび入りのお好み焼きを作ります。おいしく作るコツは、混ぜ合わせるときはさっくりと混ぜ合わせすぎないこと。わらび独特の苦味が消えて、ふわふわ食感のお好み焼きが完成します。ぜひお試しください。
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