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ベトナム由来の平麺「フォー」とは
ベトナム料理で有名なフォー。ほどよい辛さのエスニックなスープに麺を入れていただくのが一般的です。地域によって具材やスープの味に違いがあります。牛肉で作るフォーは「フォーボー」、鶏肉で作るフォーは「フォーガー」です。
フォー麺の原料
フォー麺の主な原料は米粉です。きしめんのような平たい形をしていて、生麺と乾麺があります。ツルっとした食感で、味わいは淡白。あっさりから濃い味付けまでマッチするクセのない麺です。
発祥
諸説ありますが、フォーの発祥はベトナム北部と言われています。ベトナムのフランス統治時代に、ポトフや牛肉と野菜の煮込みなどに麺を入れたのがレシピ誕生のきっかけと考えられていますよ。さまざまなアレンジが加えられ、現在はベトナムの国民食になりました。
フォーとビーフンの違いは?
フォーはベトナム、ビーフンは中国が発祥国です。どちらも米粉が主な原料で作られていますが、麺の形や製法が異なりますよ。フォーは平たい形、ビーフンは細長い形をしています。帯状の生地をカットする麺帯法で作るのがフォーで、生地を小さな穴から通す押出法で作るのがビーフンです。
麺の種類 | フォー | ビーフン |
---|---|---|
発祥国 | ベトナム | 中国 |
原材料 | 米粉 | 米粉 |
形状 | 平たい | 細長い |
自家製フォー麺の作り方
フォーを自宅でいただくなら、麺から手作りしてみてはいかがでしょうか?片栗粉に上新粉または米粉を加えると簡単に麺が作れます。ゆでたてのフォーはもちもちでつるつる。手作りで麺から作ると、一層おいしく感じられますよ。
フォー麺をゆでるポイント
生麺の場合
手作りで生のフォー麺をゆでる場合は、水戻しが不要です。お湯をたっぷりと沸かし、30秒~1分でさっとゆでます。ゆで上がったらザルにあげ、水でしっかりしめましょう。水でしめることで、麺にコシを加えることができます。
乾麺の場合
乾麺をゆでる場合は、水戻しが必要です。まず乾麺を水で洗って汚れを落とし、30分程度ぬるま湯に浸します。水戻しが完了したら、再度水で洗います。ゆでるときは生麺の場合と同じように、30秒~1分ゆで、流水でしめましょう。
フォーと相性バツグン!入れるとおいしい素材
定番の具材は鶏肉
ベトナム本場の定番といえば「フォー・ガー」。フォー・ガーは鶏肉入りのフォーで、鶏ささみや鶏むね肉を使うとさっぱりといただくことができますよ。
牛肉は食べ応えしっかり
牛肉を使ったフォーはベトナムで「フォー・ボー」と呼ばれています。牛骨からとっただしをスープにし、牛肉をトッピング。牛肉を加えることで食べ応えがアップしますよ。牛肉の旨味がスープに溶け込みます。
えびを入れれば彩りも華やかに
えびを丸ごとトッピングするフォーも人気です。えびの赤色が鮮やかで、食卓が華やかになりますよ。えびはプリプリ、フォーはつるつるで食感の違いも楽しめます。
パクチーで上品な香り
エスニック風に仕上げるなら、パクチーをたっぷりトッピングするのがおすすめ。清涼感のある風味とほのかな苦味で上品な仕上がりに。鶏肉のフォーやえびのフォーとよく合いますよ。
ライムで爽やかに
パクチーが苦手という方は、ライムを加えてみてはいかがでしょうか?ライムはくし切りにし、食べる直前に搾っていただきましょう。柑橘の風味がよく、さっぱりといただくことができますよ。
本場ベトナム風(アジア風)フォーレシピ5選
1. 手軽に。鶏むね肉のさっぱりフォー
鶏むね肉を使用するフォーです。鶏むね肉は蒸し、蒸し汁もスープに入れます。蒸し鶏はしっとりとした食感で、フォーによく合いますよ。
鶏ガラスープの素とナンプラーで味付けする、食べやすい味です。パクチーやライムなどをトッピングしてもいいですね。
鶏ガラスープの素とナンプラーで味付けする、食べやすい味です。パクチーやライムなどをトッピングしてもいいですね。
2. フォーボー風。牛肉とパクチーのフォー
フォーボーと呼ばれる牛肉のフォー風のレシピです。薄切りの牛肉で手軽に作れます。牛肉を入れてさっと火を通したら、硬くならないよう一度取り出しておくのがポイント!
牛肉の旨みが詰まった、あっさりとしたやさしい味のスープに、おなかも心もほっと満たされますよ。
牛肉の旨みが詰まった、あっさりとしたやさしい味のスープに、おなかも心もほっと満たされますよ。
3. ミークアン風。えびとトマトのフォー
ミークアンとは、米粉から作られた幅広い麺に、魚介や肉や野菜などをトッピングした汁なし麺料理のこと。鶏肉とトマトは炒めると旨味がスープに溶け込みます。さっぱりとした麺に具材の旨味がよく絡み、食べ応えがしっかり感じられますよ。
パクチーやアーモンドなどお好みのトッピングをのせていただきましょう。器の底から麺をかき混ぜて召しあがれ。
パクチーやアーモンドなどお好みのトッピングをのせていただきましょう。器の底から麺をかき混ぜて召しあがれ。
4. さっぱり食べる!えびとパクチーのフォー
エスニック料理のなかでも、フォーは暑い日にさっぱりと食べられる嬉しい料理です。フォーのつるっとした食感とえびのだしがきいたフォーは絶品ですよ。えびのほかあさりを使ったり、肉を加えてボリュームアップしたりしてもよいですね。
5. 具沢山!パッタイ風炒めフォー
パッタイと呼ばれる、フォーを使うタイ風焼きそばです。甘辛くて、酸味もある人気のタイ料理のひとつで、もちもちした食感がクセになるひと品。ゆでたフォーは固まりやすいので、水でサッと洗い、水気を絞ってからフライパンで炒めるのがポイントです。
和風アレンジフォーレシピ5選
6. 三つ葉で爽やか♪ 牛肉の和風フォー
牛肉入り和風フォーは、そうめん、白だし、三つ葉など和素材を使うエスニック料理。やさしい味のフォーは、そうめんを使うのも相性が良いんです。麺の上にのせた牛肉に、あつあつのスープを注ぎましょう。ライムの代わりにすだちやかぼすを入れてもOK。
7. 鶏肉のだしで。もやしたっぷりフォー風そうめん
そうめんで作るフォーです。鶏肉のだしで作るスープをたっぷり絡めていただきましょう。顆粒スープの素でだしをとり、鶏もも肉を加えて旨味をプラス。しょうゆ、ナンプラー、塩で味付けします。レモンを搾るのが、エスニック風にするポイントです。
8. あっさりした味わい。鶏団子入り和風フォー
鶏団子の旨みがスープにしっかり染み込むフォー。鶏ガラスープの素としょうゆのバランスが絶妙です。水菜は豆苗や三つ葉で代用できますよ。ほっとする味は朝食やランチにぴったり。お好みのハーブを加えてアレンジするのはいかがでしょうか。
9. ボリューム満点。鶏手羽元と春菊のフォー
鶏手羽元やゆで卵、もやしなどたっぷりの具材が入るフォーは食べ応え抜群です。ナンプラーと少しの塩で味付けするシンプルなスープは、鶏手羽元の旨みがたっぷり。生の春菊の香りや食感も楽しんでくださいね。
10. ささみを加えて。梅のさっぱりフォー
梅とそうめんで作る和風フォーです。パクチーとレモンのかわりに、大葉と梅を使い、さっぱりと仕上げます。ナンプラーはほのかに香る程度に使うだけなので、エスニックの独特な風味が苦手な方にもおすすめ。食欲がないときや、余ったそうめんの消費にもどうぞ。
洋風アレンジフォーレシピ5選
11. 手軽に作れる。ソーセージと野菜の洋風フォー
身近な材料で作れる、手軽な洋風フォーです。干しえびとソーセージ、トマトなどの野菜から出るだしでスープにします。あっさりと洋風に仕上げるため、フォーによく合いますよ。干しえびのコクとソーセージの旨味で箸が進みます。お好みでこしょうをピリリときかせてもGood。
12. カルボナーラ風。ピリ辛豆乳フォー
豆乳キムチフォーは、あっさり味のカルボナーラのようなひと品。だしに豆乳やみそが入り、さらに昆布茶やキムチも加えるため味に深みが出ます。ひと味変わったフォーが食べたくなったら、こんなクリーム系のフォーはいかがでしょうか。
13. ココナッツパウダーで。グリーンカレーのフォー
トマトの色が鮮やかな冷やしグリーンカレーのフォーです。具材の旨味がたっぷり詰まったスープを、ゆでたフォーにかけて食べましょう。仕上げにトマトとバジルをトッピング。ココナッツパウダーを使うことで、スープが固まりにくくさらっとした味わいになりますよ。一風変わったグリーンカレーのフォーをお試しあれ。
14. 味わい深い。豚肉と白菜とトマトのフォー
トマトの酸味と白菜のやさしい甘さは相性抜群。シンプルな味付けのスープがフォーによく合います。豚肉はお好みのもので作れますが、豚バラ肉を使うとコクがアップしますよ。トマトは白菜が1/3程度までかさが減るタイミングを目安に加えましょう。
15. ヤムウンセン風!本格フォーサラダ
ヤムウンセン風フォーサラダは、タイ料理のピリ辛なえびの春雨サラダの春雨を、フォーに変えるレシピです。春雨の代わりにフォーを使えば、食べごたえのあるサラダになります。ほかの春雨サラダでもフォーに代えてみても、食感に変化が出てアレンジできますよ。
朝食から夜食まで♪ やさしい味のフォーはいかが?
市販のフォーは手軽に使えて便利ですよね。和風アレンジでは、フォーの代わりにそうめんを使うのが手軽ですが、細めのうどんや春雨、春雨の乾麺などでも代用できますよ。
時間があるときはフォー麺を手作りするのもおすすめです。やさしい味のフォーなら、ランチだけでなく朝食、夜食、いつでも食べられますよ。
時間があるときはフォー麺を手作りするのもおすすめです。やさしい味のフォーなら、ランチだけでなく朝食、夜食、いつでも食べられますよ。
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