火を止め、バターとパルミジャーノ・レッジャーノチーズを加えて余熱で溶かし、塩で味を調えてこしょうをふる

「米をアルデンテに仕上げたら、その後は余分な熱を与えたくないのですぐに火を止めて。バターとチーズは余熱で溶けるので、手早く木べらで混ぜ、塩で味を調えたら完成。器に盛り、粗びき黒こしょうをふります」
出来上がりを眺めてみると、しっとりと濡れているのに、粒が立っていて、米に張りがあるのがわかります。スプーンですくって口にしてみると、口の中でパラリと米がほぐれる感覚。まるでおじやとは違う食感で、かめばかむほどに美味しい! これぞ、まさにプロの味。

【アレンジレシピ】ベーコンときのこのトマトリゾット

上記で紹介したチーズリゾットに、ベーコンときのこ、トマトピューレを加えて作るアレンジ。基本のレシピとの違いは、米を炒める前に具材を炒めること、ブイヨンで米を炊いていく途中にトマトピューレを加えるという2点だけです。
<材料>(2人分)
米…1合(150g) オリーブオイル…大さじ2 スライスベーコン(1㎝幅に切る)…2枚分 きのこ(食べやすく切る)…60g ※エリンギ、しめじ、えのきだけなどお好みのもの ブイヨン…3カップ ※顆粒ブイヨンを湯に溶かしたもの 白ワイン…大さじ1 トマトピューレ…50g 塩…少々 シブレット(小口切り)…適宜 ※万能ねぎで代用可能 粗びき黒こしょう…少々

<作り方>

鍋にオリーブオイル、ベーコン、きのこを入れて中火で炒めると同時にブイヨンを温める

ベーコンときのこのエキスをオリーブオイルに移します。炒めすぎると焦げてしまうので、きのこがしんなりする程度でOK。
同時に別の鍋でブイヨンを中火で温めておきます。白ワインと、あればローリエを加えるとブイヨンの香りがグンとよくなります。

米を加えて、米に油が回るまで炒める

チーズリゾットと同様に、米が油を吸って全体的に白くなるまで炒めます。

お玉2杯分のブイヨンを入れて、米を炊き始める

米が油を吸って熱くなり、表面が均等に白っぽくなったら熱々のブイヨンを注ぎます。
「木べらで混ぜずに、鍋底がこげないように、時折、鍋をふってください。具材が入ると焦げやすくなるので、チーズリゾットよりも鍋を頻繁にふるのがポイントです」

トマトピューレを加え、軽く混ぜる

お玉2杯分のブイヨンがなくなり、次のブイヨンを足す前にトマトピューレを加えて軽く混ぜます。
「トマトピューレは生のトマトを濃縮した調味料。トマトピューレがなければ、トマト缶を煮詰めて水分を飛ばしたもので代用しても」

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