事前準備

まず、樽のふたを割りやすくするための準備をしていきます。蓋のまわりに巻き付いている菰を蓋を開けるために薄い木を菰に引っ掛けて数cm下げていきます。 蓋が見えてきたら、タオルを使って木くずやごみをきれいにふき取っていきます。くぎ抜きを使い、蓋のまわりに木槌でたたいていくと蓋を開けることができます。蓋を開けて茶こしを使い、お酒に浮いた木くずなどを取り除いておきましょう。

鏡開きをするには

木槌に紅白のリボンを巻いて華やかに演出しましょう。蓋の上に木槌を置き、蓋の中心を軽くたたいていきます。あまり強くたたくと蓋が酒の中に沈んでしまい、飛び散ってしまうので注意しましょう。「よいしょ」などとかけ声をかけるとよい演出になりますね。

伝統的な演出でよい年を迎えよう

鏡開きの由来やその伝統を中心にご紹介しました。いかがでしたか。お正月には鏡餅を飾るものだ、と教えられてきた方も多いのではないでしょうか。由来や諸説を知ると、鏡開きに対しての関心が深まっていきますよね。 次の世代へと引き継ぐためにも、きちんと由来などは知っておきたいものです。また、お雑煮やお汁粉などの調理がマンネリしたときには、お餅をアレンジして最後の1切れまで楽しみながら食べていきましょう。食事にうまく取り入れるとあっという間に消費できてしまいますよ。
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