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天然酵母パンのおいしい秘密
天然酵母とは
酵母には水分や糖分と結合し、パン生地を発酵させる力があります。中でも、天然酵母とは果物や穀物などのまわりに付着する酵母菌を採取、自然に発酵させた酵母のことをいいます。
さまざまな種類があり、それぞれの天然酵母によっても特性があるんです。天然酵母は「ドライタイプ」「自家製タイプ」の2種類に大別されますよ。
イースト菌との違い
イースト菌には「生イースト」「ドライイースト」「インスタント・ドライイースト」がありますが、どれもパン作りに適した酵母のみを凝縮培養したパン専用の酵母なのです。
イースト菌は発酵力が安定していて強いので、初心者の方でも使いやすく、比較的かんたんにパンづくりを楽しむことができます。
天然酵母の種類
ドライ
天然酵母を乾燥させて粉末・顆粒状にしたものをドライタイプと呼びます。一般的なドライタイプの天然酵母は、倍量の30℃程度のぬるま湯に溶かして、28℃から30℃の温度で24時間発酵させてから生種として使います。中には、小麦粉に直接混ぜて使うものもありますよ。
自家製
広口の容器に果物や穀物を入れて、水を張ってからフタをし、酵母を培養することで自家製の天然酵母を作ることができます。
培養には温度や湿度管理などが必要で、上級者向けと言えるタイプです。発酵する力も弱く、発酵不足でパンが膨らまなかったりと不安定ではありますが、原料となるものごとに違った風味も楽しめ、繊細な甘みや深い旨みを感じられるのです。
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