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イタリアンの隠し味「ソフリット」とは
ソフリットとは、一般的に玉ねぎ、にんじん、セロリなどの野菜をみじん切りにしてたっぷりのオリーブオイルで揚げるように炒めるのが特徴。香味野菜を使うので、甘味、旨みがぎゅぎゅっと閉じ込められ、おもしろい食感が残り"食べる調味料"のような存在です。
使うことによる効果
煮込み料理やトマトソース作りでは、最初に香味野菜をじっくり炒めて旨みを抽出しますよね。その調理工程こそが、ソフリット作りなのです。
ソフリットは、甘味や旨みを足したいときに手軽に加えられる便利アイテム。結果、調理工程を一気に省くことになるので時短にもなるんです。短い時間で、時間をかけたような深い味わいを楽しめるのがソフリットの魅力です。
ソフリットは、甘味や旨みを足したいときに手軽に加えられる便利アイテム。結果、調理工程を一気に省くことになるので時短にもなるんです。短い時間で、時間をかけたような深い味わいを楽しめるのがソフリットの魅力です。
ソフリットの作り方
たっぷりのオリーブオイル、にんにくとお野菜を飴色になるまで煮詰めて作るソフリットは旨みの塊。上手に作るコツは、じっくりと炒めること。本場では1~2時間かけて作ることもあるそう。ここでは、「蓋」を上手に使って30分程度で仕上げてしまいます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
材料(中瓶1つ分)
たまねぎ:にんじん:セロリを2:1:1の割合になるようにするのが一般的のようですが、セロリ多めや、にんにく多め、少な目などお好みで調節可能です。
作り方
1.野菜をみじん切りにする
Photo by ako0811
玉ねぎ、にんじん、セロリをみじん切りにします。フードプロセッサーを使って一気にカットしてしまっても簡単ですね。セロリは口当たりよく、また火が通りやすくなるように、表面の固い筋をピーラーで取り除いておいたほうがよいでしょう。
2.オリーブオイルでにんにくを炒める
Photo by ako0811
フライパンにオリーブオイルを全量入れます。みじん切りにしたにんにくを入れ弱火で炒めます。にんにくは、常温のオイルからゆっくり火を通すことでしっかり香りが定着するのです。焦がさないように弱火にするのがポイントですよ。
3.玉ねぎ、にんじん、セロリを加えて炒める
Photo by ako0811
にんにくの香りがしっかり立ったら、みじん切りにした野菜をすべて加えて中火で全体に油が回るように炒めます。
4.蓋をして蒸し炒める
Photo by ako0811
フライパンに蓋をして、火力を弱火~中火に少し落とし10分程度加熱します。時々、底がくっつかないように様子を見ながら蒸し炒めていきます。蒸した状態になることで全体に素早く火が通り甘味が引き出されるのです。
Photo by ako0811
10分程度加熱すると玉ねぎが透明になり、野菜がしんなりとしてきます。
5.水分を飛ばすように炒める
Photo by ako0811
蓋をはずし、野菜から出た水分を飛ばすように弱火~中火でじっくり炒めていきます。焦がさないように、木べらで底をこそげとるように混ぜていくとべチャッと水っぽかったソフリットがオイル中心となりトロリとした質感になってきます。写真は、蓋を外して10分程度加熱した状態です。
6.褐色になるまで炒めたら、できあがり♪
Photo by ako0811
10~15分ほどさらに炒め、全体が褐色になってきたら完成です。水分も飛び、野菜の旨みをオイルに閉じ込めたソフリットができあがりました。
保存方法と日持ち
ソフリットは、オイルに浸された野菜のペーストなので傷みにくいのが特徴。清潔な保存容器に入れておけば冷蔵庫で5日程度もちます。
すぐに使わない場合は、冷凍保存も可能ですよ。ソフリットは野菜のダシといった位置づけなので、小分けして冷凍保存しておくと、煮込み料理などには凍ったまま投入できます。とっても便利なアイテムなので、お好きな分量で小分けに冷凍するのもおすすめです。
すぐに使わない場合は、冷凍保存も可能ですよ。ソフリットは野菜のダシといった位置づけなので、小分けして冷凍保存しておくと、煮込み料理などには凍ったまま投入できます。とっても便利なアイテムなので、お好きな分量で小分けに冷凍するのもおすすめです。
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