
ライター : 塚本 晴香
管理栄養士
大学にて栄養学の勉強をした後、調理師専門学校で調理についても本格的に学ぶ。その後、カフェにて勤務し新メニューの開発などにも関わる。現在は、ライターとしてたくさんの人に食べる…もっとみる
タアサイとはどんな野菜?
白菜の仲間「タアサイ」とは
タアサイは白菜と同じアブラナ科の野菜で、中国が原産。日本へは昭和のはじめの頃に入ってきたと言われています。濃い緑色で葉脈がしっかりとしており、ちりめん状の大きな葉っぱが特徴です。茎の部分は葉っぱに対して細長く、薄い緑色をしています。
葉が濃い緑色なので、一見チンゲン菜や春菊などのように味・食感に特徴がある野菜のようですが、実は味にクセがなく、いろいろな料理に使える万能野菜なんですよ。
葉が濃い緑色なので、一見チンゲン菜や春菊などのように味・食感に特徴がある野菜のようですが、実は味にクセがなく、いろいろな料理に使える万能野菜なんですよ。
旬の時期は?おいしいタアサイの選び方
タアサイの旬は冬。なかでも寒さの厳しい1月~2月頃にかけて甘味が増すので「如月菜(きさらぎな)」とも言われています。この時期は、葉が花びらのように広がるのも特徴で、暖かくなってくると小松菜のようにまっすぐに立つんです。
葉の大きさに加え、その味わいも甘味があってクセのないところが白菜によく似ています。葉が広がっていて細かいシワが多いものは甘味が強くおいしいです。炒め物はもちろん、葉がやわらかいのでおひたしにするのもおすすめですよ。
葉の大きさに加え、その味わいも甘味があってクセのないところが白菜によく似ています。葉が広がっていて細かいシワが多いものは甘味が強くおいしいです。炒め物はもちろん、葉がやわらかいのでおひたしにするのもおすすめですよ。
タアサイの栄養
タアサイはβ-カロテンが豊富で、100gあたり2,200μg含まれています。「可食部100gあたりのカロテン含有量が600μg以上の野菜」を緑黄色野菜と言うため、タアサイは緑黄色野菜に分類されますよ。カロテンは、皮膚や目の粘膜を守ったり、活性酸素を減らしたりするのが主なはたらきです。
β-カロテンは体内に入ると、ビタミンAに変換されるためプロビタミンAとも呼ばれています。カロテンは脂溶性なので、油と組み合わせれば栄養素を効率よく吸収できますよ。(※1,2,3)
β-カロテンは体内に入ると、ビタミンAに変換されるためプロビタミンAとも呼ばれています。カロテンは脂溶性なので、油と組み合わせれば栄養素を効率よく吸収できますよ。(※1,2,3)
豊富なレパートリー!タアサイのおすすめレシピ10選
1. シンプルに。タアサイの炒め物
タアサイを味わうなら、シンプルに炒め物にするのはいかがですか?強火で一気に作るのがおいしく仕上げるポイント!こうすることで、タアサイのシャキシャキ食感を活かすことができますよ。にんにくの香りで食欲が増すこと間違いなしのひと品です。
2. ザクシャキ食感。タアサイとキャベツのサラダ
タアサイは炒め物だけでなく、サラダにしてもおいしいですよ。キャベツと合わせることで、ザクザクシャキシャキの食感が楽しいひと品に。使用する酢はりんご酢や白ワインビネガーなど、お好みのものを使ってくださいね。