Q. 完璧な「半熟」の目玉焼きを作るには?

A. 蓋なし、水なし、弱火で5分

完璧な半熟にしたいなら、工程は以下の4ステップ。
① 卵を常温に戻し、ボウルに割り入れる。 ② 薄くサラダ油をひいて中火で熱したフライパンに①を入れる。 ③ 濡れ布巾の上にフライパンをのせ、フライパンの温度を下げる。 ④ 弱火で5分。手で触れて黄身が温かくなるまで焼く。

Q. しっかり「固焼き」の目玉焼きを作るには?

A 蓋あり、水なし。中火で3分、さらに弱火で3分

しっかり火が入った固焼きの焼き方は次の4ステップ。半熟よりも加熱に時間がかかるため、火が早く入るように蓋をするのがおすすめです。ただ、蓋をすると白い膜がはるため、膜をはらせたくない場合は、時間はかかりますが蓋をせずに弱火で12分焼いてください。
① 卵を常温に戻し、ボウルに割り入れる。 ② 薄くサラダ油をひいて中火で熱したフライパンに①を入れる。 ③ 濡れ布巾の上にフライパンをのせ、フライパンの温度を下げる。 ④ 蓋をして中火で3分、その後、弱火に下げて3分焼く。

Q. 黄身に「白い膜がはらない(・・・・)」目玉焼きを作るには?

A 蒸し焼きにすると膜がはります。「蓋なし、水なし」で焼いて

焼くときに蓋をすると蒸し焼き状態になり、黄身の上も加熱されるため膜がはります。水を加えて蓋をした場合も同様。焼き時間を短縮したり、全体的にしっかりと火を通したいというときに適した方法ですが、膜を作りたくない場合は蓋をせず、水も加えずに焼いてください。

Q. 黄身が半熟の「両面焼き」を作るには?

A.半熟状態でひっくり返して、10秒待つ

片面を半熟状態まで焼いてひっくり返し、そのまま触らず、弱火で約10秒焼くと、中が半熟状態のキレイな両面焼きになります。
① 卵を常温に戻し、ボウルに割り入れる。 ② 薄くサラダ油をひいて中火で熱したフライパンに①を入れる。 ③ 濡れ布巾の上にフライパンをのせ、フライパンの温度を下げる。 ④ 弱火で5分。手で触れて黄身が温かくなるまで焼く。 ⑤ ひっくり返して、約10秒焼く (焼き時間を長くすると、黄身にもしっかり火が通ります)

Q. 白身はカリカリ、黄身が半熟の「揚げ焼き」を作るには?

A.多めの油、低温で焼くのがコツです

東南アジアの料理などでおなじみの、揚げ焼きになった目玉焼き、焼き方は以下の通りです。たっぷりの油の中に卵を流し入れて加熱しますが、ポイントは油の温度。高すぎると卵が爆発するので注意しましょう。
① 卵を常温に戻し、ボウルに割り入れる。 ② フライパンに卵が浸る程度の多めの油を入れる。 ③ 油を弱火で温め始めたら、すぐに卵を流し入れる。 ④ そのまま弱火で、白身がプクッと膨らんでくるまで加熱する。 ⑤ 中火に温度を上げ、白身の周辺がきつね色に色づいたら完成

Q. 目玉焼きの黄身を「真ん中」にしたいときは?

A.白身だけを焼いてから、黄身を真ん中にのせて焼く

目玉焼きの黄身はどうしても端に偏りがち。真ん中にしたいときは白身と黄身を別々に焼きます。詳しくは以下の通り。
① 卵を常温に戻し、白身と黄身をそれぞれボウルに分ける。 ② 薄くサラダ油をひいて中火で熱したフライパンに①の白身だけを入れる。 ③ 濡れ布巾の上にフライパンをのせ、フライパンの温度を下げる。 ④ 弱火にかけ、黄身を真ん中に落とし入れる。 ⑤ 弱火のまま、好みの固さになるまで焼く。
お手軽な朝食のお供、目玉焼き。好みの焼き加減にコントロールできるようになったら、みんなに自慢したくなりそう! その日の気分で作り分けるのもいいですね。
文: 白鳥紀久子 写真:矢野宗利 ※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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