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お饅頭の起源や歴史
中国の饅頭(マントウ)が起源
饅頭の起源は中国。三国志でおなじみの天才軍師「諸葛孔明(しょかつこうめい)」が最初に作ったといわれています。
ある日、孔明が軍隊を率いて凱旋の途中、川が氾濫。その土地では「土地の民である蛮人49名の首を切って、川の神に供えれば氾濫が抑えられる」という言い伝えがあり、孔明はそれを「そんな野蛮な言い伝えには従わぬ!」と拒否。小麦粉をこねて人の頭を模して作ったものを49個作り、これを川の神にささげたところ、見事に氾濫が鎮まったそうです。
以来、中に羊と豚の肉を入れて蒸したものが「蛮頭(マントウ)」とよばれるようになり、「大地をおさめる力」があるとされるように!
日本のお饅頭の歴史
その中国のマントウが日本に伝わったのは室町時代のこと。中国で禅を学んでいた日本人の仏教憎が日本に連れてきた中国人が日本で初となる饅頭を作ったといわれています。
ただ皮の中に肉を入れる中国の饅頭とは違い、小豆を煮て中につめたところ、これが精進料理を食す禅僧達を中心に大ヒット。
江戸時代になると、饅頭好きの将軍や大名も増え、全国各地で葛饅頭、そば饅頭などの「蒸し饅頭」や名物饅頭が誕生。
その後、明治から昭和初期にかけては、もみじ饅頭や栗饅頭などの「焼き饅頭」が生まれ、現在は饅頭にもバターやミルクなどの材料を使った「洋風饅頭」も続々と登場しています。
生地や具の違うお饅頭の種類
1. 茶饅頭
茶まんじゅうは、小麦粉、黒糖、重曹で作られていて、皮の中にあんこを包んで蒸していて、生地に黒糖を使用する事が共通点となっています。
「茶の子」という仏事をする際のお供え物に使うお菓子やお茶を飲む際に口にするお菓子の事を指し、それで茶まんじゅうと名づけられました。
2. 酒饅頭
「さけまんじゅう」ではなく「さかまんじゅう」と読みます。 もち米と米麹で甘酒を作り、これを小麦粉に混ぜて発酵させた生地であんを包んで蒸し、生地を発酵によって膨らませるところが特徴です。 小麦粉に酒や酒かす、ふくらし粉を混ぜて皮を作るものもあります。
3. 栗饅頭
栗あん、または栗を混ぜた白あんを詰めた小判形や栗形の焼き饅頭。表面に卵黄を塗って焼くため、上側がつやのある焦げ茶色になっています。
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