ライター : とも

子育てフードライター

「開化丼」って?

開化丼は、「親子丼」「玉子丼」「カツ丼」「天丼」「うな丼」などと並ぶ、どんぶり料理のひとつ。

もともとは牛肉で作られていたものの、現在では豚肉を使われることも。玉ねぎと一緒にしょうゆやと砂糖で甘辛く煮て卵でとじ、ごはんにのせる料理です。おもに関東で「開化丼」と呼ばれています。

名前の由来

開化丼が食べられるようになった明治時代以前、日本では牛肉や豚肉を食べる習慣があまりありませんでした。また、材料のひとつである玉ねぎは明治時代に日本に伝来しました。

開化丼は、日本に新しく入ってきた食習慣や食材を使う料理であることから「文明開化」にちなんで名づけられたといわれています。

「開化丼」と「他人丼」の違いって?

「開化丼」と「他人丼」には、ほとんど違いがありません。鶏肉と卵で作るのが「親子丼」。それならば鶏肉以外の肉と卵で作れば「他人丼」ではないか?ということで関西を中心に牛肉と玉ねぎ、卵で作る「他人丼」が誕生したといわれています。

現在では、店によって「開化丼」「他人丼」どちらにも牛肉だけではなく豚肉も使われていますよ。

基本的な「開化丼」の作り方

※画像はイメージです
「開化丼」というとなんだか特別な響きを感じてしまいますが、作り方は牛丼に似ていますよ。豚肉で手軽に作れるのが魅力です。華やかな名前の丼は、ちょっと特別メニューのようで楽しいですよね♪

材料(2人分)

・ごはん(温かいもの)……茶碗2杯
・牛肉か豚肉(切り落とし)……100g
・玉ねぎ……1/2個
・卵……2個
a. 水……100cc
a. 酒……大さじ1杯
a. みりん……大さじ1杯
a. しょうゆ……大さじ1杯
・焼きのり……1/4枚

作り方

1. 肉をひと口大に切り、玉ねぎは縦に薄切りにする。卵は溶きほぐしておく

2. 鍋に(a)を入れて沸騰させる。1を入れて肉に火が通るまで中火で煮る

3. 2に溶き卵を流し入れて鍋のふたし、1分ほど蒸し煮する。加熱時間を調整し、好みの固さにする

4. 丼にごはんをよそい、3を煮汁ごとのせる。刻み海苔をのせて完成

編集部のおすすめ