【10月〜5月が旬】キアマダイ

キアマダイは晩秋から冬が旬のピーク。甘鯛のなかでもっとも深い場所に生息しています。水揚げ量がとても少なく、旬の時期を迎えてもなかなか見かけることのない珍しい魚です。和歌山県や四国の太平洋側、九州南部で多く漁獲されます。

【9月〜5月が旬】シロアマダイ

晩秋から冬にかけて旬のピークを迎えるシロアマダイは、水深が浅い場所に生息しています。甘鯛のなかでもっとも高級といわれ、大きなものほど価格が高いです。九州の日本海側や東シナ海で多く水揚げされます。

旬の甘鯛のおいしい食べ方

刺身

刺身は甘鯛の甘みや上品な旨みを堪能できる食べ方です。新鮮なものほど食感がよく、皮つきのまま刺身にするとほどよい脂も感じます。定番はしょうゆやポン酢しょうゆを使いますが、塩を使うと甘鯛のおいしさをダイレクトに味わえますよ。

甘鯛は昆布締めにするのもおすすめ。昆布が甘鯛の水分を吸い、旨みがアップします。

焼き物

甘鯛の焼き物はシンプルな塩焼きや松笠焼きがとても人気。さらに西京焼きや塩麹付けなど、味付けのバリエーションが豊富です。焼き物にすると甘鯛の旨みが凝縮され、刺身とは違う食感が楽しめますよ。鱗のまま焼く甘鯛の松笠焼きは見た目が松ぼっくりのようで、鱗のパリパリ食感がクセになりますよ。

蒸し物

甘鯛は蒸し物にするとふっくら食感に仕上がります。シンプルな調理法なので甘鯛の甘みや旨みをたっぷり味わえますよ。定番レシピは一尾まるごとや切り身で作る酒蒸し。香味野菜やきのこ類などを加えて酒蒸しにすると、さらにおいしさが増します。そのまま食べてもおいしいですが、ポン酢しょうゆをつけるのもおすすめです。

煮付け

しょうゆや砂糖など和食の基本調味料で調理する甘鯛の煮付けは風味が豊か。煮汁に甘鯛の甘みや旨みが染み込むので、かぶや大根などと一緒に煮こむとよいですよ。甘辛い味付けでごはんが進みます。

いつもと違う煮物にするならアクアパッツァはいかがでしょうか?にんにくの香りが甘鯛にマッチします。

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