作るときのコツ

冷凍梅を使うと梅の香りが半減すると懸念する人もいますが、梅シロップ初心者の方や、早くシロップを作りたいという人には冷凍梅がオススメ。数回慣れてきたら、梅の香りを楽しめる生のままで作ってみてください。

発酵を防ぐためには

どんなに丁寧に作業をしても、冷凍の梅を使っていても「泡がでてきた」「カビてしまった」「にごってきた」という失敗談をよく聞きます。そんな発酵を防ぐためには、梅からエキスを早く抽出する必要があります。 まずは、痛んでいない青梅を使うのが大事です。そして砂糖を入れたらほったらかしにしない!1日数回容器を逆さまに動かす方法、殺菌したおたまなどで毎日かき混ぜるなど、さまざまな方法があるので、いろいろ試してみるのもいいかもしれません。

発酵した場合の対処法

それでも、もし発酵してしまった場合は早急に対応するのが大事です。 まず梅を全部取り出し液体だけを鍋にうつし、弱火で加熱します。この時沸騰させると風味を失ってしまうので注意しましょう。弱火でアクを取り除きながら減菌し、発酵を止めます。 まだ漬けはじめで梅エキスが十分抽出されていない場合は、痛んでいる梅を取り除き、減菌した液体と一緒にもう一度容器にもどしましょう。発酵させないためにも、容器へ入れる前段階の下準備をしっかりおこなうのが大切です。

カビの発生を防ぐために

発酵を防ぐほかにも、梅にカビが発生してしまう場合もあります。実についたカビを取り除いたとしてもシロップにカビ臭さが残ってしまい台無しになるので、カビは未然に防ぎたいところです。 カビの原因として考えられることは「梅を洗った後にしっかり水分をふいていない」「容器の消毒が不十分」などが考えられます。

カビが生えたらどうする?

カビが生えたので全部捨ててしまうのももったいないですよね。カビの種類の中でも、シロップに浮いているような膜のはっているカビであれば、熱湯消毒で減菌すれば再び保存が可能です。 しかし、青カビや赤カビが発生してしまった場合は、毒素が発生してしまいます。残念ですが、容器の中身も全部捨ててしまいましょう。

自家製の梅シロップで夏バテの疲労回復!

難しそうで簡単な「梅シロップ」は下準備さえしっかりしておけば、発酵やカビの心配なくおいしくできるんですよ。梅シロップでドリンクを作るのはもちろんですが、梅シロップを漬けたあとの「冷やし梅」も、とってもおいしいですよね♪ 大人向けには梅酒にも挑戦したくなりますが、初心者の方はまず梅シロップから挑戦してみてはいかがでしょうか。
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