
ライター : shucyan
フードアナリスト / 江戸ソバリエ / ソルトマイスター
「日本ワインを愛する会」会員。フードライターとして新聞・雑誌・ムック本などの紙媒体を始め、これまで複数のグルメサイト、SNSで執筆・情報提供を行い、日本テレビ「ZIP」、テレビ朝…もっとみる
自然の産物!「梅酢」を活用してみない?
みなさん、「梅酢」という食品をご存知でしょうか。梅酢とは、梅干しを漬けた際に自然に出てくる液体のことです。クエン酸やリンゴ酸、ポリフェノールなどを豊富に含んでおり、各種の健康効果が注目されています。
最近では戸建ての住宅や梅の木のある家も少くなったので、ご家庭で梅干を漬ける人は珍しくなってきました。そのため、梅酢の作り方をご存じないという人が増えています。
今回は、梅酢の作り方や活用レシピなど、まとめてご紹介。
そもそも梅酢とは?
梅酢は、梅を塩漬けにしたあとの「白梅酢」と、赤しそを入れたあとの「赤梅酢」の2種類があります。液体なので、水や炭酸と割ってドリンクにして飲まれる方が多いようですが、和食洋食を問わずさまざまなお料理にも活用できるんですよ。
梅酢の作り方
白梅酢
梅はきれいに洗い水分を拭き、ヘタを取ります。容器に粗塩と梅を交互に入れて、落とし蓋と重石をのせて漬けます。
1ヶ月半ほど冷暗所で保存しておけば、梅からエキスがでてくるので、それが白梅酢です。
赤梅酢
梅干しを漬けるときにできた白梅酢に、生の赤紫蘇の葉を漬け、赤く染まったものが赤梅酢です。
赤紫蘇の葉は「ちりめんじそ」と呼ばれる、葉が細かく縮れたものが梅干し漬けに向いています。葉の表裏ともきれいな赤紫色で、傷や虫食いなどが少ないものを選んでくださいね。市場には、ごく短い期間しか出ていないので、見かけたらすぐに買い求めましょう。
お酢から作る方法
梅干しを作るときにできる白梅酢とは別に、既成のお酢に生の青梅を1:1の割合で漬け込む方法もあります。梅干しを漬けるのは大変ですが、これなら簡単ですね。大体3週間ほどで飲めるようになりますが、時間が経つほどおいしくなります。梅の実がお酢から顔を出して、空気に触れないように注意しましょう。
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