塩水に浸ける方法

さつまいもを塩水に浸ける、あく抜きの仕方もあります。これは焼いも屋さんが実際にやっていると、ネットで話題になっている方法。

あく抜きというよりも、さつまいもをさらに甘くする効果があるとされています。レシピによって塩分濃度や浸ける時間はさまざまですが、一度は試してみる価値ありですね。

ミョウバン水に浸ける方法

さつまいものあく抜きに、ミョウバン水を使用することがあります。あく抜きはもちろんですが、さつまいものシロップ煮や栗、ゆりねなどの煮くずれを防ぐのが本来の目的。水だけでなく、ミョウバン入りの熱湯で下ゆですることもある、和食店でよく用いられる調理法です。

あく抜きが必要な料理、不要な料理

煮物や天ぷらはあく抜きがおすすめ

さつまいもを輪切りにして作る、煮物や天ぷらなどは、もっともよく見える断面が黒ずんでいては興ざめです。やはりおいしく見えるように、あく抜きしておくことが大切。

またさつまいもは、つぶして乳児の離乳食に使われることが多いです。そんな場合に少しでも苦味があると、食べてくれないかもしれません。そういう理由から、必ずあく抜きすることをおすすめします。

あく抜きを忘れたらどうなる?

どんな野菜にも大なり小なり、あくはあります。それらのあくは、切り口の変色や味覚に影響があるものの、人体には影響ありません。それはさつまいもでも同じで、あく抜きしないで食べても大丈夫。

さつまいものあくは強いですが、味的にはさほどでもなく、生でかじるとえぐみを感じる程度のものです。加熱すると甘さが際立ちえぐみを感じないため、焼いもや蒸しいもは、あく抜きせずに調理してもかまいません。

あく抜きを使い分けておいしいさつまいも料理を

さつまいもにはたくさんの種類があり、早い品種は8月から収穫がはじまります。糖分を高めるため、2~3ヶ月貯蔵して出荷するので、秋から冬にかけてが一番おいしい旬です。店頭にさつまいもが並ぶ様子は、まさに秋の風物詩。

そんなさつまいものあく抜きは、調理法や用途によって使い分けましょう。見た目や色合いが大事な料理には、やはりあく抜きが必要。しっかり下処理して、彩りの良い料理を作ってくださいね。

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