ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

長期保存なら冷凍がおすすめ

Photo by 稲吉永恵

青々とした見た目とさわやかな風味が特徴のすだち。皮ごと食べられるため、果汁だけでなく皮も料理に利用できるのが魅力です。ただ、すだちは常温で放っておくと、3日もすれば黄色くなり酸味や風味が落ちてしまうのが難点。正しい保存方法を知っておくことがとても大切ですよ。

野菜ソムリエがおすすめするすだちの保存方法は、冷凍保存。2〜3ヶ月ほど保存が可能です。丸ごと保存する方法と、カットしてから保存する方法の2つをご紹介します。

すだちの丸ごと冷凍方法

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皮までおいしくいただけるすだちは、丸ごと冷凍保存ができます。長期保存が可能で、皮も青くきれいなままなのでおすすめですよ。丸ごとの冷凍保存方法はこちらを参考にしてください。

1. すだちを洗う。(写真1)
2. クッキングペーパーでしっかり水気を取る。(写真2)
3. フリーザーバッグに入れて、空気を抜いて保存する。(写真3)

丸ごと冷凍したすだちの解凍方法

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丸ごと冷凍保存したすだちは、皮をすりおろしたり、薄くスライスしたりして使用することができます。すりおろす場合は、凍った状態でおこないましょう。スライスする場合は、冷凍庫から出して常温に10分ほどおいてから切ると作業しやすいですよ。

カットしたすだちの冷凍方法

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主に果汁を使いたい場合は、カットして冷凍するのがおすすめ。半分や1/4などお好みのサイズにカットしましょう。半分にカットする場合は、縦ではなく、横に切ってくださいね。果汁がたっぷり搾れますよ。

1. すだちを洗って水気を拭き取り、横半分にカットする。(写真1)
2. 切り口を下にして、ラップにおく。(写真2)
3. 切り口が、ラップにぴったり付くように包む。(写真3)
4. フリーザーバッグに入れて、空気を抜いて冷凍する。(写真4)

カットして冷凍したすだちの解凍方法

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カットしたすだちは、使う分だけ取り出し、常温におきます。5分ほどで、果汁を搾れるくらいにやわらかくなりますので、焼き魚や刺身に添えたり搾ってポン酢やドレッシングを作ったりして使いましょう。凍ったまま焼酎やソーダ水に入れて楽しんでもいいですね。

すだちは冷凍したものを解凍してから使うと、果汁が搾りやすいのでおすすめ。搾り汁を保存するよりも風味が損なわれず、すだちの香りを楽しめますよ。

すぐに使うなら冷蔵保存がおすすめ

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すぐに使うなら、冷蔵保存もOK。冷蔵庫で1週間程度保存が可能です。すだちは、表面が湿っていると傷みやすいので、キッチンペーパーでしっかり水分を拭き取ることが大切。

また、柑橘類はどれかひとつが傷むと、一緒に入っているほかの果実にも影響を与え傷み始めてしまいます。同じ袋に、少量ずつ入れて保存することがポイントですよ。

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