ライター : shucyan

フードアナリスト / 江戸ソバリエ / ソルトマイスター

フォトジェニックな「すだちそば」が大人気!

すだちは、ユズやカボスなどの仲間である柑橘類です。サンマの塩焼きや松茸の土瓶蒸しに添えられことが多いですね。主要な産地は四国の徳島県で、カボスは九州の大分県の特産物です。すだちはカボスよりは、やや小振りで皮が薄いのが特徴です。 路地物のすだちの旬は8月から9月にかけての夏場です。だから冷たい「すだちうどん」や「すだちそば」によく使われます。

お家で絶品♪ すだちそばレシピ

Photo by shucyan

かけそばにたっぷりのスダチの輪切りを散らしたのが「すだちそば」です。つゆは温かいかけそばと、かけ汁を冷やした「冷やがけ」があります。すだちの収穫時期とさわやかな香りから、夏場には冷やがけが好まれています。

材料(2人分)

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・そば……2人前 ・すだち……2、3個 ・そばつゆ……300cc

作り方

1. 麺をゆでる

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そばは、乾麺でもゆで麺でもOKです。袋に指定された時間をゆでて、しっかりと水を切ってください。パスタやラーメンでは固めにゆでて「アルデンテ」な状態にすることが常識ですが、日本そばの場合は、ゆで足りないと粉っぽく感じます。 生麺・乾麺なら腰はゆで残すのではなく、冷水にさらすことで引き出すのが基本です。

2. 輪切りのすだちを散らす

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ゆでて氷水で冷やしたそばにつゆを張り、薄切りにしたすだちを一面に散らします。薬味はネギよりもピリッとした辛味と香りの七味唐辛子が合います。すだちはそのままにすると苦味がでますので、風味がつゆに移ったら丼から引き上げましょう。

作るときのコツ

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すだちはハウス栽培も行われ、4月頃から収穫が始まります。露地物は8月から収穫となり9月頃までが旬。なるべく完熟して新鮮な物を選んでください。麺はしっかりとゆでて、輪切りのすだちは入れっぱなしにせず、適度なタイミングで引き上げましょう。

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