ライター : ☆ゴン

桃の品種は大きく分けて3系統!

1. 桃を代表する「白鳳」(白鳳系)

桃を代表する銘柄のひとつで、白桃と橘早生を交配したなかから選抜された品種です。果皮は鮮やかな紅色をしていて、きめが細かく繊維が少ない果肉が特徴で、果汁が多く甘みも強く酸味はあまり感じません。 この桃から派生したいろんな銘柄があり、おもなものには日川白鳳や八幡白鳳などが有名。これらを総称して「白鳳系」と呼びます。

2. 桃の女王「清水白桃」(白桃系)

岡山3号と白桃の混植園で偶然に生まれた品種といわれます。果皮は乳白色で熟しても一部しか赤くならず、白い果肉はきめが細かくジューシーな桃です。糖度はさほど高くありませんが、酸味が少ないため甘く感じられます。 色白で上品な見た目から桃の女王と呼ばれ、一宮白桃や川中島白桃と並んで、「白桃系」として知られる品種です。

3. 黄桃から生まれた黄金桃(黄金桃系)

黄桃は肉質が硬いためほとんどが缶詰などの加工用にされます。その黄桃を生食向けに改良した品種で、果肉はマンゴーのように黄色くしっかりした食感。適度な甘みと酸味で濃厚な風味が特徴で、果皮は袋掛けしているため黄金色です。 黄貴妃やスウィート光黄などいくつかの派生品種があり、それらを総称して「黄金桃系」と呼びます。

それぞれの桃の産地と旬

白鳳

白鳳の産地は山梨県と和歌山県で大半を占め、山梨だけで全体の45%ほど、和歌山も20%を超える大産地となっています。両県に次いで岡山と長野、愛知が続きます。 ハウス栽培も盛んにおこなわれていて、早いもので5月中旬から出回りはじめますが、露地物に関しては、7月中旬から8月中旬が収穫のピークとなりこの頃が旬です。

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