値段の相場

2017年の東京都中央卸売市場での松茸の卸価格は、国内産1kg当たりの平均が66,593円、外国産1kg当たりの平均が8,446円、総数での平均は1kg当たり10,529円となっています。 市場価格では、国産物は小ぶりなものでも250g量で1万円するなど、卸値に伴い高騰しています。国産の特上クラスのものになると1kgで10万円、1本で7,000円以上するのだとか。外国産のものは1本1,500円ほどで手に入るものもありますよ。

国産・海外産の違い

国産物と外国産のものは分類上の科属は同じですが、少し見た目の違いもあり、一部には生える木が違う種類もあります。中国や韓国の松茸は日本と同じくアカマツに生えますが、北米やヨーロッパのものは、植物学上ではレバノンスギなどの林に生える別種となります。また中国産の一部はブナの林に生えるものもあり、多少の食味の違いはありますが、DNAや香りなどの成分はほぼ同じなのだとか。

松茸を使ったおすすめレシピ5選

1. 松茸のお吸い物

香りがいい松茸は、熱を加えて香りが立つようにしていただくのがおすすめです。お吸い物なら、旨みが染み出したお出汁まるごといただけて香りも昇り、作り方も簡単なのでいただきやすくなります。お吸い物は塩加減が大切、少なめから様子を見るようにしましょう。

2. 土瓶蒸し

松茸と言えば、やっぱり土瓶蒸しでしょうか。お出汁にじゅんわり染み出した松茸の香りと旨みは最高のごちそうです。まずは、すだちを絞らずお出汁だけでいただきましょう。その後すだちを絞った味わいの変化も楽しめますよ。

3. 松茸と甘鯛のレモン蒸し

しっかりとした旨みが特徴の甘鯛と松茸の贅沢な組み合わせ。蒸して作り上げるので、香りがぐんっと引き出されます。こちらのレシピではレモンも一緒に蒸していますよ。鯛には塩を振って下味をつけておくのを忘れずに。

4. 松茸ぞうすい

こちらの松茸のお雑炊は、鯛の頭で丁寧にお出汁をとった旨みたっぷりのひと皿です。鯛の頭はしっかり洗って臭みの元となる血合いやウロコを取り除いてから使うのが、おいしく仕上げるポイントですよ。すだちを絞っていただいたり、少量のポン酢で変化を楽しむのもおすすめです。

編集部のおすすめ