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豆腐一丁ってどのくらい?
豆腐は日本の食卓には欠かせない食材。その昔は将軍など高貴な人の食べ物だったんだそうです。
江戸時代中期に庶民も口にするようになり、「豆腐百珍」という豆腐だけの料理本も作られました。内容は日常向きの料理・珍しい食べ方などシーン別に記載されているんです。
現代も豆腐料理のレシピはありますが、そこで見かける「豆腐一丁」の言葉。豆腐一丁って、どのぐらいの大きさを指すのかご存知ですか?そのサイズや重さについて、見ていきましょう。
実は一丁の大きさは決まっていない
実は、豆腐一丁の重さには定義がないんです。なので、お店や地方によって一丁の大きさ・重さが違うんですよ。スーパーで売られている豆腐は、おおよそですが、300g~400gになります。
レシピで書かれている一丁は、300g前後の量と覚えていると便利ですよ。
そもそも一丁ってどういう意味?
そもそも豆腐の数え方は、どうして「丁」を使うようになったのか。それは、諸説あるそうですが、その内のひとつを紹介しますね。
豆腐が日本で知られるようになったのは、時をさかのぼること奈良時代。中国の豆腐の製法を、遣唐使が日本へ持ち帰ったのが始まりです。当時の豆腐は、長方形で今の豆腐より硬かったんだそうです。
そんな豆腐の形から、「角ばった」「直角」の意味を持つ丁を単位として用いたのが始まりと推測されているんですよ。
日本各地の「豆腐一丁」
豆腐一丁でも重さは違う
豆腐の数え方は、自然に「丁」と統一されましたが、一丁の重さは決まっていません。理由は各製造元で異なりますし、地域色を活かした豆腐であるとまるで重さが変わってきます。日本で代表的な、重い豆腐と、軽い豆腐を比べてみましょう。
重い代表「島豆腐」
大きな豆腐で知られる、沖縄県名産品「島豆腐」は、大豆の旨味が凝縮されたおいしい豆腐です。島豆腐一丁の重さは、800g~1kgもあり、豆腐好きの島民の食生活に欠かせない存在になっています。
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