ライター : ☆ゴン

きびなごの特徴と下ごしらえ

きびなごはニシン科に属する細長い小魚で、成魚で体長10cmほどのいわしの仲間です。日本では、本州中部から南の各地沿岸で水揚げされます。いろんな調理法で食べられますが、なかでも鹿児島県の郷土料理、「きびなごの刺身」がとくに有名。

きびなごを加熱調理する場合は、水洗いしてから丸ごと使うのが一般的です。刺身にする場合は身がやわらかいので、いわしと同じように手開きします。手で頭を折ってちぎり、指で腹を裂き内臓を取り出して水洗い。指先で身を開いてから、中骨と尻尾を取り除けば完了です。

きびなごの炒め物レシピ3選

1. きびなごのアーリオ・オーリオ

きびなごとアーリオ(にんにく)を、オーリオ(オイル)で炒めるレシピです。赤唐辛子も加えるため、さしずめペペロンチーノ風といったところ。おつまみにぴったりなひと品で、とくにビールによく合います。

2. きびなごと長ねぎの塩麹炒め

長ねぎをフライパンでこんがり焼き、さらにきびなごを加えて炒めます。調味料は塩麹だけというシンプルな味付けながら、食材の旨味と相まって文句なしのおいしさ。日本酒が飲みたくなるおつまみです。

3. きびなごの甘辛照り焼き風炒め

きびなごの加熱調理は丸ごとが基本ですが、食べやすくしたいのなら、頭と内臓を取り除いても良いですよ。さばいたきびなごをオリーブオイルで炒めるレシピ。しょうゆとみりんで、照り焼き風に味付けします。

きびなごの煮物レシピ3選

4. きびなごの甘辛しょうが煮付け

きびなごが獲れる地域では、刺身に次いで煮付けがポピュラーな調理法。砂糖とみりん、日本酒、しょうゆで甘辛く味付けし、しょうがの千切りをたっぷり加えます。ごはんがすすむこと間違いなしです。

5. 姜葱醤を使うきびなごの煮付け

姜葱醤(ジャンツォンジャン)と八角で、きびなごを味付けする中華風の煮付けです。姜葱醤とは、しょうがとねぎ油入りの香り高い中国産の調味料。しょうゆとみりんも加え、しっかりした味わいにします。

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