ライター : emi_

さっぱりおいしい!「うざく」とは

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うざくとは、うなぎときゅうりの酢の物のこと。うなぎの蒲焼きをよく冷やしたきゅうりの酢の物と一緒にいただくレシピです。やわらかくて旨味たっぷりのうなぎと、シャキシャキとした食感のきゅうりは相性抜群。味と食感のコントラストを楽しめます。

三重県発祥の酢の物「うざく」

うなぎの蒲焼きといえば江戸の夏の風物詩として知られていますが、「うざく」発祥の地は三重県。近畿地方一帯で好まれており、地域やご家庭にによって刻んだミョウガやしらすを加えるところもあるようです。

「うざく」の名前の由来

うざくの名前の由来は「うなぎをザクザク切ったもの」。このことから「鰻ざく」と表記するお店もみられます。ほかにもきゅうりをザクザク切る音から名付けられたなど、その名前の由来は諸説あるようです。ご当地の郷土料理ということで特別な意味や語源があるのかと思いきや、意外にもユニークなネーミングなんですね。

郷土の味をご家庭でも。「うざく」の基本レシピ

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今回は「うざく」をご家庭でも楽しめる、市販のうなぎの蒲焼きを使った簡単レシピをご紹介します。郷土料理というと特別な調理が必要なように思えますが、とっても簡単なんですよ。

材料(2〜3人分)

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  • 食材
    • きゅうり 1本
    • うなぎの蒲焼 半切れ(約80g)
    • わかめ 15〜20g(水で戻した状態)
    • しょうが ひと欠け
  • 調味料
    • 大さじ2杯
    • 砂糖 大さじ1杯
    • だし汁 大さじ2杯半
    • 薄口しょうゆ 小さじ1杯

作り方のコツ

  1. うざくは冷たい酢の物と温かいうなぎの温度差を楽しむ郷土料理。できあがった酢の物は食べる直前まで冷やし、うなぎは熱々の状態で盛り付けるとより一層おいしくいただくことができます。
  2. 今回はきゅうりをスライサーで小口切りにしましたが、包丁を使うときは半分に切って斜めにスライスしてもOK。細長いきゅうりが調味料やうなぎの旨味とよく合います。

作り方

1.きゅうりをスライスする

ガラスボウルに入ったスライスきゅうりとスライサー

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スライサーか包丁できゅうりをスライスします。

2.スライスしたきゅうりを塩もみする

ガラスボウルの中の塩もみしたきゅうり

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スライスしたきゅうりに塩小さじ1/4をかけ、軽く塩もみします。このときあまりギュッともみこまず、全体に塩をなじませるように軽くもみこみましょう。 しばらく塩もみしたら、余分な水を切っておきます。

3.わかめを切る

まな板にのったひと口大のわかめと包丁

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水で戻したわかめ(もしくは生わかめ)を食べやすい大きさにカットします。酢の物なのであまり細かく切らず、3〜5cm程度の短冊切りにするのがおすすめです。

4.うなぎを切る

まな板の上にのったうなぎの蒲焼きと包丁

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市販のうなぎの蒲焼きを2〜3cm幅に切ります。

5.生姜を千切りにする

まな板の上のみじん切りしたしょうがと包丁

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生姜を千切りか、みじん切りにします。小さなお子様がいる家庭では生姜だけ後のせにしてもOKです。

6.うなぎをトースターで炙る

トースターで炙っているうなぎの蒲焼き

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切ったうなぎの蒲焼きをアルミホイルに並べ、トースターで3〜4分ほど焼きます。 酒大さじ1杯(分量外)をふりかけて焼くと、市販のうなぎもふんわりやわらかく焼きあがりますよ。

7.調味料を合わせる

ガラスボウルに入れた合わせ調味料

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酢、砂糖、だし汁、薄口醤油をボウルに入れてよく混ぜ合わせます。

8.きゅうり・わかめ・生姜を調味料で和える

ガラスボウルに入ったきゅうりと生姜とわかめ

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調味料をしっかり混ぜたら、きゅうりとわかめ、生姜をボウルに加えてよく和えます。

9.うなぎと酢の物を盛り付けて完成

青い皿に盛り付けたうなぎの蒲焼きときゅうりの酢の物

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うなぎが焼きあがり、酢の物の準備ができたら器に盛り付けます。酢の物、うなぎの順で交互に盛りあわせればできあがりです。

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